こんにちは!パース支店の桐原です。
先日、パースの生徒さんにお貸ししていた1冊の本が返ってきました。
その名も「人生は20代で決まる」!
実はこの本自体は読んだことがなかったのですが、作者のメグ・ジェイさん(アメリカの心理学者であり、カウンセラー)のプレゼンテーションをTEDで聞いたことがあったので、思わず手に取り、週末に読んでみました。
※TEDとは、あらゆる分野のエキスパートたちによるプレゼンテーションを無料で視聴できる動画配信サービスです。
ちなみにそのプレゼンテーションはこちらです。
◎よくある自己啓発本とは一味違う内容
なんとなくこの手のタイプの本によくある「20代でいろいろ経験して、存分に楽しめ!」といった内容なのかなと思われた方もおられるかと思うのですが、実際はそうではなく「20代でとった行動が、その後の30代、40代、50代と後になって様々な面で返ってくる」という痛いところを突いてくる内容です。
つまり今後の自分の人生をデザインしていく中で、その基礎を作るのは、20代ということです。
この時期に「やりたいことも見つからないし、まだ若いから大丈夫」とその場しのぎの考えで過ごしたり、責任があることを避けてきたりすると、後に「よし、そろそろ本気だそう!」と考えても難しいということでした。
私はそろそろ20代が終わるところまできているのですが、確かにそうだなと感じました。
◎ゆるい繋がりから生まれるものもある
この本の中で、20代の人は学生時代の延長でいわゆる「いつものメンツ」で集まることを好むと書いてありました。
そしてそのように考えが似通った人達とばかり過ごしていると、考え方や様々なチャンスが制限されてしまうことも。
確かに少し大人になってから気づくようになりましたが、すごく親しい友達だけではなく「頻繁に会ったりはしないけど、連絡先を知っている人」、「なんとなくSNSで繋がっている人」から得る情報や、きっかけも少なくないと思います。
例えば、留学を考えているときに、普段さほど親しくない友達が留学中だったりすると、その人のSNSをチェックしたり、場合によっては連絡してみて話を聞くこともあると思います。
また「確かあの人はあの業界で働いているな」と思い出して連絡してみることで、少し遠い存在、ゆるい繋がりから仕事のチャンスを得ることや助けてもらうこともあると思います。
留学中の方も友達の紹介、または友達の友達の紹介でアルバイト先やシェアハウスが決まることも少なくないですよね。
このようなことを考えると、自ら新しい出会いを求めて動くことももちろん大切ですが、どこからチャンスが降ってくるかわからないので、普段から誰に対しても誠実に接して、「ゆるい繋がり」を大切にしようと改めて感じました。
SNS上でコメントやいいねを送ることも、ゆるい繋がりを維持することに繋がるなと思います。
◎ハッピーエンドから逆算する
20代で漠然と今後の人生プランを立てるのはとても難しいです。
そこで筆者のメグは「先にハッピーエンドを決めて、そこから逆算すれば良い」とヒントをくれます。
自分が30代、40代、あるいは60代でどうありたいか、またはどうありたくないかをまず考えて、そこから逆算して動く。不思議とそれなら考えられるような気がしませんか?
現在留学中の方は、日本にいるときよりも自分の人生について考える機会が多いと思います。この1冊にヒントになることがたくさん書かれていると思うので、ぜひ一度読んでみてください。
パース支店にも1冊ありますので、ご興味のある方はLINE等でご連絡ください。