再確認!NSW州の留学生が受けられるサポートについて


シドニーでは、残念ながらNSW州全域のロックダウンが延長になりました。
2020年3月に国境封鎖が始まってから、数回のロックダウンがありましたが、実は今回が一番厳しいロックダウン。アルバイトもできなくなっている方が多いと思います。また、外出もかなり制限され、シティの中心地やベランダのない高層マンションに住んでいる学生さんにとっては、友達ともなかなか会えず、辛い時期になっていると思います。

そこで、現在NSW州で勉強を続けている留学生のみなさんが受けられる、公共のサポートについて改めてご案内をしますね。


生活費(2021年7月ロックダウン限定)


2021年7月のシドニー大都市圏のロックダウンで仕事ができなくなった方向けの政府のサポートですが、留学生も対象になる可能性があるそうです。下記のリンクより、受給資格と住所を元に、受給できるか確認をしてみてください。

COVID-19 Disaster Payment - NSW if you don't get a Centrelink payment

住所によって内容が異なりますので、「What the locations are」で確認をしてください。こののページは日本語でも資料が確認できます。

【注】詳細について、弊社ではご案内致しかねますので、ご質問があるときは直接サイトより担当機関にご相談ください。


食料


今回のロックダウンでアルバイトもお休みになってしまい食費が厳しくなってきている場合は、Foodbankに相談をしてみてください。困っている留学生向けに食料の入ったボックスを届けてくれます。下記のリンクにあるフォームからまずは相談してみてください。(条件も記載されています)

INTERNATIONAL STUDENT HAMPERS

また、他にも食料ボックスを配っているところや、安く食料が買えるところなどを、こちらで紹介されています。


メンタルヘルス関連相談


ロックダウン中に一人で過ごしていると、気分が沈んでしまうこともありますよね。通常、大学・TAFEであれば、プロのカウンセラーがいて、無料で相談に乗ってくれます。ただ、気持ちが落ち込んでいるときに「英語は厳しい」場合もありますよね。

そんな時には、海外に住む日本人が利用できる日本の外務省連携の日本のNPO団体に、チャットやSNSを通じて相談をすることもできます。

・東京メンタルヘルススクエア:様々なお悩み相談
・BOND Project: 10~20代の女性のための助成によるお悩み相談

その他、英語で受けられる公共のカウンセリングサービスはこちらで紹介されています。


無料法律相談


滞在中にアコモデーション、職場の問題、セクシャルハラスメントなど、何か法律的な相談がある場合は、NSW州の留学生向けに作られた専用アプリ「My Legal Mate」(英語)から無料で相談ができます。

My Legal Mate

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いかがでしたか?
今回はロックダウンを機に、NSW州の留学生が使える様々な公的サポートについて見直しをしましたが、生活費のサポート以外は、留学期間中使えるサービスです。上記以外にも様々な情報がStudy NSWのサイトに記載されていますので、いざというときに使えるよう、お時間のあるときに確認をしておいてくださいね。

Study NSWウェブサイトより

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する