オーストラリアに留学生は何人いるの?(2025年)

オーストラリアは世界各国から留学生を受け入れおり、毎年多くの留学生が学びに来ています。

毎年1-4月時点の学生ビザでの滞在者数データをみると、2020年からこのような変化になっています。
2020年4月 689,062人
2021年4月 574,464人
2022年4月 501,295人
2023年4月 644,116人
2024年4月 776,822人
2025年4月 794,113人

2025年1-4月の数字をさらに細かく見ていきます。

●国籍トップ5
中国 167,147人
インド 123,456人
ネパール 57,048人
ベトナム 33,378人
フィリピン 32,514人
ちなみに、日本人留学生は18位で8,867人です。

●州別の国籍トップ
全体では中国・インド国籍者が多いのは昔から変わらない傾向ですが、州別にみると、必ずしも中国とインドがトップ2に入るわけではありません。各州のトップ3と日本人留学生数をまとめました。

※州名の横の( )は州都であり、州都だけに留学生がいるわけではありません。
NSW(シドニー) 中国:78,531人
ネパール:35,972人
インド:31,154人

日本は18位2,344人
VIC(メルボルン) インド:52,103人
中国:49,946人
ベトナム:13,548人

日本は17位2,088人
QLD(ブリスベン) 中国:18,125人
インド:15,781人
フィリピン:6,538人

日本は8位2,980人
SA(アデレード) インド:10,695人
中国:7,631人
ベトナム:2,792人

日本は14位501人
WA(パース) インド:10,434人
ブータン:8,572人
中国:6,400人

日本は17位819人
TAS(ホバート) ネパール:1,059人
インド:928人
中国:671人

日本は22位59人
NT(ダーウィン) ネパール:1,020人
インド:771人
バングラディッシュ:462人

日本は32位5人
ACT(キャンベラ) 中国:6,163人
インド:2,764人
ネパール:1,544人

日本は15位94人
学生ビザで渡航の場合は、留学都市からというよりも、学びたい内容から学校を選ぶことも多いですが、あえて日本人の少ないタスマニアやダーウィン、キャンベラを目指すのも1つの考え方ですね。

なお、ワーキングホリデーや観光ビザ、駐在の方等の数は含まれず、あくまでも学生ビザでの滞在者数になります。また、人数のカウント期間中に複数のコースで学んでいるケースもあり、実際の人数は上記と異なる場合もあります。また、教育機関やコースによっても国籍割合は異なります。

留学生の人数は、オーストラリア教育省の"International Education Data and Research"を参考にしています。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する