自走力を身につける

“自走力”という言葉は、社会人になるまであまり聞かない言葉かもしれませんが、「自分が今何をしなければいけないかを考えて行動し、アウトプットを出して、それを成果に結びつけられる力」というような意味です。
自分が何をしなければいけないかを考えるためには、たくさんの情報収集が必要ですし、行動するためには得た情報の中から正確に“判断する能力”も必要です。
これらの能力は一朝一夕で身につくものではないので、日ごろ意識をしてトレーニングしていくことが大切です。

判断するとは何かを「選ぶ」「決める」という行為です。
学生のうちからできるのは、例えば下記のようなものがあると思います。

・日常での小さな判断を繰り返す
・新しい物事や興味を持ったことに積極的にチャレンジする
・様々な知識を増やす
・客観的に物事を捉える癖づけをする
・固定観念に縛られないように意識する
・自分の意見や考えを持つようにする
・たくさん失敗する

失敗も含めいろんな経験をすればするほど、判断材料が増えていき、また、その過程で自分でしっかり考えることで、判断力が鍛えられます。

そして、アウトプットをしっかりと成果へつなげる、仮につなげられなかった場合は、どう改善すればよいのかを考えそれを次に生かす、ということも大切です。

これからの時代、40年間1つの会社に勤めようと考える人は少ないと思うので、どのような状況になってもやっていける力をつけるために、自走力を高めておくことは大切なことだと思います。

泉 紗矢香 / Sayaka Izumi

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 M144)。ゴールドコースト在住。大学在学中に留学を経験し、新卒で楽天株式会社に入社。ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリアを飛び回る。仕事を通して自身の留学が人生や将来の仕事を考える大きなきっかけになったことを再認識し、「より多くの人が、留学を通して英語力を磨き、視野を広げ、豊かな人生を送れるようサポートしたい」という思いから、留学業界へ転職。このカウンセラーに質問する