桜の時が気付かせてくれること

今日から5月。

東京支店へ向かう電車の窓からは淡紅色の花に代わって、綺麗な新緑の景色になりました。

美しい桜のピンクカーペットも消え、日本はゴールデンウィークモードです。

でもでも!もう少しだけ桜の余韻に浸りたい!

オーストラリアに興味があっても、オーストラリアに住んでいてもジャパニーズソウルをお持ちの皆さんにとって桜はかけがえのない存在のはず。


今回は人々を魅了する桜について書きたいと思います。


お花見好きの日本人の心をくすぐるのは咲く前から。
電車内にこんな広告を発見しました!


周辺地域の桜マップ。
こんな所からもお花見への気持ちが盛り上がっちゃう自分に、「日本人だなぁ~」としみじみ。


「あのピンクの花なんだっけ?そう、桜!それが見たいなぁ~」

「桜の時期って10月?あ、オーストラリアと違って日本の春は4月か。じゃあ行くなら4月がベストだね」

「ゆりーーー!今度家族で桜を見に行くんだけど、どこで見れる?!」

こんな具合にパースにいた頃には周りのみんなに聞かれていました。笑

桜も、お花見をして桜を愛でる日本の文化も美しい!ということで、年々オーストラリア人をはじめ外国人に桜シーズンの日本への旅行が人気になってきているようです。


ということでいきなり調べてみました!



外国人の訪日季節ランキング!(2016年のデータを参照)
訪日外国人データ

1位 日本の夏(6~8月)約630万人 
アジア諸国の学校が夏休みになることも関係!
暑い時期&場所を求めて人は動きが活発になりますしね~

2位 日本の春(3~5月)約600万人
気候もいいし、桜を目当てに来る方が多いという納得の結果です。

3位 日本の秋(9~11月)約590万人
人気の都、京都×紅葉の最高な時季!京都ではこの時期宿がなかなか取れないと社会問題にも!

4位 日本の冬(12~2月)約580万人
ウィンタースポーツをしに雪山に来る方が多い。
オーストラリアの友人に言わせると、白馬やニセコはオージーだらけだとか。
私が勤務していたパースの学校の生徒にはニセコに別荘を持ってるという子もいました。凄すぎます。笑


結果的に「日本の夏」よりも下のランクインとなった「日本の春」ですが、さほど大きな差がある訳でもなく、人気の季節には変わりありません。

また2016年3月と2017年の3月を比較しただけでも、約200万人から約220万人と訪日観光客の数値は9.8%アップしています。桜人気はこれからも続きそうです!

そんな春の中でも更にベストタイミングっていつなんでしょうか?


数ヶ月前から飛行機や宿を予約してもらっても、相手は自然。


たまに外国人の友達に桜の満開を見るならいつがいい?!と聞かれるけど、必ずソメイヨシノ満開のタイミングです!とはお約束出来ないんですよね。悲


でも!日本列島は縦に長い!
桜前線という言葉があるように、南から北に向かって満開を迎えるソメイヨシノ。
今年は関東では4月10日頃に桜の満開を迎えましたが、一昨日のニュースでは東北は4月28日に満開といっていました。
日本全国で半月以上の開花の時差があります。

桜前線を追っかけて、東京で咲いてない場合は南へ。
東京が散ってしまったら北へ。
と外国人観光客にアドバイスしてあげるのはいいかも♪

またバラ科の桜は細かく分けると600種類以上あるとのこと!!(近所の商店街のお花屋さん調べ)


桜前線はソメイヨシノの開花の話をしているだけで、
河津桜(2月下旬ごろ)
ソメイヨシノ(3月下旬ごろ)
八重桜(4月初旬ごろ)
山桜(4月下旬ごろ)

※都内の例年の開花時期です。天候や場所によって時期の前後はあります。

このように時期によって見える桜が違います。

私もソメイヨシノが散ってしまった後に近所で可愛く咲く八重桜を発見しました。

桜を楽しみに訪れた外国の方にどのタイミングにきても「日本の桜」を見れるようにアドバイスできたら、きっと喜ばれるし、自分も嬉しいですよね♪


海外の方が羨む素敵な景色、文化を持つ日本。
そんな国に生まれて良かったということを思わせてくれる桜。

桜の良さも日本の良さも外国人観光客に伝えられるのは嬉しいし、
面白いな~と「桜の時」が気付かせてくれました。

P.S
写真の桜の折り紙は実は私が作ったもの。
折り紙×桜は外国人の方の反応が良く、ちょっとしたプレゼントとして渡したりしていました。
気になる方は是非外国人のお友達に作ってみてください。きっと喜ばれますよ♪

杉原 由里 / Yuri Sugihara

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 S021)。高校時代のパース留学は毎日が新しい発見の連続でした。文化、人種もさまざまな環境に身を置くことで、相手を理解し、自分の意見や考えをしっかり伝えるには英語力にプラスして人間力も必要だということを実感。
また、その時に抱いた「世界をもっと見てみたい!自分の足で歩き、いろんな人や物に出会いたい!」という気持ちを大切にし、12年後。専門学校のスクールカウンセラーの仕事を辞め、友人と2人で世界横断の旅へ!

旅から帰国した私が再び向かった先は、自分の原点であるパース。インド洋に面する美しい町、パースで生活を送る中で、楽しいこと、悔しいこと、さまざまなことがありました。でもひとつずつ壁を乗り越えていくことで、自信がつき、どんなことも楽しめる自分に。
「人生を思いっきり楽しむ」ということを教えてくれたパースは私にとってかけがえのない場所になりました。

「やってみたい」という気持ちを大切にし、行動にうつすこと。そして一生懸命になることで、見えてくる景色があります。人生の絶景、見てみませんか?

パースで生活してきたからこそ、日本で生活していて感じることや思うこと、留学に役立つ情報を発信していきたいと思います。このカウンセラーに質問する