オージーはいつから傘をさすのか

通常シドニーは雨があまり多いところではないのですが、最近シドニーは雨の日が続いていたので、常々感じていた疑問「オージーは傘をささない」について改めて考えるチャンスがありました。

うちの近所の小学校の登校時間、私的には結構雨が降っている状況でもパーカーのフード、ナイロンのパーカー(マウンテンパーカーのようなタフなものではない)、ポンチョで乗り切ろうとしている人の多い事。もちろん傘無しで乗り切るお母さんも。(もちろん、子供も傘なし。)

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その日の雨の様子。子供の写真は撮れないので、雨の様子のみです。

考えてみると、私は良くポツっとくると「あ、雨が振り始めた!」と即座の反応ですが、そもそもオーストラリアではたいてい「ポツ」くらいじゃ誰も気にしません。雨を主張してもなかなか「Raining」と言ってもらえないので、まずはどこからRainなのかリサーチしてみました。

ポツ(降り始め)→Nothing もしくは Spitting :(
ポツポツポツ(降ってきたー)→Spitting
小雨→Sprinkling
通り雨→Shower
しとしと→Raining←傘さし始め
ざあざあ降る→Pouring!←要傘
バケツをひっくり返した雨→Bucketing down!!←すごい雨なので要傘か外には出ない。

つまりRainで傘はさし始めるけれど、雨と認識するレベルが違かったということですね。私的には上記雨レベルはRainingでもちろん傘有りですが、オージーの多くの人が確実に傘をさし始めるのは目に見えるほどの雨の量になってからのようでした。しかし、子供の頃からある程度雨が降らないと傘さしていなかったら、大人になってもささないですよね・・・

Hail
こちらは先日降った雹(Hail)。大きい!

皆さんもオーストラリアで雨にふられたら、周りのオージーがいつ傘をさしているかチェックしてみてくださいね。文化の違いを感じられますよ。

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する