救急に備えて病歴・手術歴は英語で準備!

こんにちは。ゴールドコーストオフィスのSayakaです。

先日こちらに来て初めて(娘が)救急車にお世話になりました。ということで、今日はその経験からの学びをシェアしたいと思います。
救急車を呼ぶときも到着してからも、当たり前ですが症状を伝える必要があります。
ただ、その時にはただでさえパニック状態なのに、症状や病歴を翻訳ツールを介してゆっくり説明している時間はありません・・・。

そこで、
・過去の(重大な)病歴、手術歴
・アレルギー
・よく起こりそうな症状の単語

はあらかじめメモしておくことをおすすめします。
住所、電話番号もすぐ言えるようにしましょう。

「よく起こりそうな症状」でいうと例えば体調不良の場合、嘔吐、下痢、意識の有無、発熱温度。痛みがあるなら、その部位やどのように痛いか、ということも聞かれそうですね。
あまりないと思いますが、けいれんが起こったら、何時に何秒間でたかも聞かれます。

特に、病歴や手術歴、アレルギーの有無は治療において重要な情報になりますから、渡航前にメモしておくと良いと思います。

最後に、私自身はアメリカで救急に行った経験があり、今回はオーストラリアで娘で救急車に乗って救急病院に運ばれたわけですが、「救急でも命に関わる優先順位によって、何時間も待たされることがある」ということはぜひ念頭に置いておいてください。

日本だとあまり考えられませんが、今回もトリアージ(重傷度や治療緊急度に応じた「傷病者の振り分け」)によって、娘はナースに見てもらう&とりあえずの薬を投与されるまで3時間かかり、そこから医者には3時間経ってもたどりつかず、時間帯も夜中で、結局娘の症状は待っている間に落ち着いてきたため診てもらうことなく帰宅しました。。(ただ6時間以上座っていただけ・・・)

受付で「あとどのくらい?」と聞いても「わからない」と言われます。新しい救急患者が来て、その方のほうが緊急度が高い場合はそちらが優先されるからです。Children Emergency(赤ちゃんから16歳まで)のエリアだったので、たくさんの親子が今か今かと診察を待っていました。
日本の病院環境は本当に恵まれている・・・と改めて思った瞬間でした。

余談ですが、アメリカでも散々待ったうえ、頭が割れそうにつらいのに、ベッドに横になれることもなく、待合のプラスチックの椅子に座らされて死ぬ思いで点滴を受けたのは、いい思い出です。笑

ということで、こどももかわいそうでしたが、親も疲れ果てた救急搬送。行かないで済むのが一番なので、まずは日ごろの体調管理、また悪化する前にGP(総合医)に診てもらう、早め早めに薬を飲む、ということを意識して、どうしても救急にかからないといけなくなった時のために、特に持病があったり大きな手術などをした方は、あらかじめ英語で準備しておきましょう!

泉 紗矢香 / Sayaka Izumi

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 M144)。ゴールドコースト在住。大学在学中に留学を経験し、新卒で楽天株式会社に入社。ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリアを飛び回る。仕事を通して自身の留学が人生や将来の仕事を考える大きなきっかけになったことを再認識し、「より多くの人が、留学を通して英語力を磨き、視野を広げ、豊かな人生を送れるようサポートしたい」という思いから、留学業界へ転職。このカウンセラーに質問する