3週間の出張を終えて、東京に戻ってきました。ここ数年は海外を移動する生活が続いています。まさにノマド的な(遊牧民的)生活です。そんな生活を続けていると持ち物はとてもシンプルになってきます。服は少なく、軽い素材、洗濯しやすい、紙はできるだけ持たない、などなど身軽な出張術の本は書けそうな気がします。モノが必要ない生活を続けていると、日本経済の発展には寄与できないかもしれませんが、とても楽なライフスタイルを送ることができます。
長期留学のいいところは、そのようなシンプルなライフスタイルを確立できることだと思います。あくまでもいつか帰る異邦人であるが故に、日本で慣れ親しんだライフスタイルとは別なものを作らないと、とても面倒なことになるのは予測がつきます。今は授業などの資料なども多くの大学ではネット上で公開しているので、学校関係の資料もほぼパソコンとインターネットの中に入れることができます。 ですから、よく留学時の生活費のことを相談されますが、現地の物価よりもどのようなライフスタイルを作り上げるのかのほうが、大切だと思います。シンプルな生活をしながら、どれだけ人生を楽しむ工夫ができるか。それを学んでいくのも留学の副産物であり、そして、それはけっこうその後の人生で役に立つことだと思います。 ただ、今回部下のひとりに、私がいつも履いているNikeの5.0について、そろそろ買い換えたらどうですかと言われてしまったので、また似たような超軽くて履きやすい黒いスニーカーを探そうと思います。