電車で行ける!メルボルン近郊で自然を感じる「メリ・クリーク」

明けましておめでとうございます! 今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年は年末の休暇もほとんど出かけられたなかったという方も多かったと思います。私も今年は海外に旅行できなかった分、近場で楽しむ静かな年末休暇となりました。オーストラリアは現在他国に比べると状況は落ち着いていますので、ビクトリア州も現在外出規制などはなく、比較的どこでも行くことが出来ます。

といってもあまり人出の多いとことには行きたくないということで、天気のいい日を利用して、小川までウォーキングに行ってきました。目的は滝(Falls)です! 実は私、大の滝好きなんです。

実はこの滝はローカルの人にさえほとんど知られていないそうです。教えてくれた私のオーストラリア人の友達もなんと移民のウーバードライバーから教えてもらったのだとか! 案外こういう穴場スポットは現地人より、新しくその土地に来た人のほうが積極的に見つけるのかもしれませんね。

ということで本日は、車がなくても行けるメルボルンの穴場の自然満載ウォーキングスポットをご案内します。

▼メリ・クリーク(Merri Creek)

今回行ったのは「メリ・クリーク(Merri Creek)」です。クリークといっても結構長い川となります。現在のメリ・クリークは、メルボルンの北部、ワラン(Wallan)付近から始まり、ダイツ・フォールズ(Dights Falls)でヤラ川に合流するまでの70キロを南に向かって流れています。

小川が川に合流する付近は、アボリジニーの一族でウルンジェリ族(Wurundjeri)と呼ばれる人々がかつて生活しており、ヨーロッパ人にこの土地が発掘されてからは、近隣の工場からの廃棄物の流出があったりと、川の汚染が始まったと言われています。

ですがここ数10年で状態を改善するために多くのことが行われてきて、今では小川の生態系の保護と再生を行い、大分水質がよくなったようです。私が見る限りは透き通ったきれいな水でしたよ!

▼メリ・クリーク・トレイル

メリ・クリークに沿って作られたハイキングコースは、メリ・クリーク・トレイルと呼ばれ、20キロほどあります。

ブロードメドーズ( Broadmeadows)からアボッツフォード(Abbotsford)のDights Fallsあたりまで続いています。

ただ結構長いので、省略して歩かれる人も多いようです。

フィッツロイ・ノース(Fitzroy North)からコバーグ(Coburg)までのトレイルは「Merri Creek Trail, Fitzroy North to Coburg」と呼ばれ、約8キロ、約2時間のトレイルとなるようです。2時間ほどのちょうどよいウォーキングを考えている方はこちらも挑戦してみるといいかもしれません。

メルボルンはなんといっても交通が便利。このトレールも電車やトラムで近くまで行って、トレイルが終わったらまた交通機関でお家まで帰ることが出来ます。

電車で行く場合:Merri駅(Mernda Line)とBatman駅(Upfieldライン)が近郊にありますので、行きも帰りも電車で簡単に移動できます。

トラムで行く場合:11番トラムのMiller STとST Georges RDのストップ、19番トラムのCarr STとSydney RDのストップが近郊にありますので、行きも帰りもトラムで簡単に移動できます。

さんぽ道の途中に17つの見どころポイントがあるそうです。

▼私の今回のウォーキングルート

私は今回短めのラシャル(Rushall)駅からビクトリア・パーク(Victria Park)駅の間のルートで滝を目指して歩きました。ちなみにRushall駅やVictria Park駅は市内から1本の電車で約20分前後で到着します。全然市内からも遠くないんです。

この駅は両方ともMerndaラインの駅なのでこのラインの駅の近くにお住まいの方は、行きも帰りも同じ電車のラインで帰れるので、便利かもしれません。

友達と喋りながらゆっくり歩いたので、ちょうど駅から滝まで1時間位でした。

なんといっても歩いている間に聞こえる鳥のさえずり、川のせせらぎ、水の透明度、そして緑の景色にはほんとうに癒されました。


車がなくてもこんな場所に簡単にアクセス出来るなんてやっぱりメルボルンって最高です!トレイルはRushall駅の裏から始まりますので簡単にウォーキングが始められます。

さて今回目指したのは「ダイツ・フォールズ(Dights Falls)」です。近づいてくると表記も出てきます!

ここから2キロ程歩くとたどり着きました!!

とても小さい滝ではありますが、それでも水の流れを見ているだけでとても癒やされました。特に今年はコロナで自宅で狭い思いをしていたので、久しぶりに自然の美しさに改めて気付かされました。

滝を正面にして、右に行くとすぐ岩場がありますので、岩を降りると水辺にも降りることが出来ます。水に足を付けて涼むことも可能です。ウォーキングを頑張った後に水で足を冷やすのもとても気持ちいいですよ。

一時間のウォーキングが終わったらちょうどお腹もすき、喉も乾いたので、ビクトリア・パーク駅まで10−15分ほど歩きました。ちょうど駅の目の前にある前から気になっていたカフェ「Dr Morse Bar & Eatery」へ。

Barとなっていますが、朝の7時から夜遅くまで開いているので、好きな時間にお茶でもランチでも、ディナーでも可能です♪

内装もとっても素敵なんですが、裏庭にも席があってそちら側もいい感じでした。裏庭にもバーが設置してあったので、夏の涼しい夜なんかにもいいですね。

ちなみに無料で出てきた水が、なんとスパークリング水でした。なんか得した気分でした♡ 

ちょっと歩いたらすぐに自然があり、そしておしゃれなエリアもある。そんな素敵なメルボルンを感じることが出来た1日でした。

大橋 麻衣子 / Maiko Ohashi

オーストラリア、メルボルン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I138)。初めての留学は、シドニーでの短期留学。その後、パースでのワーキングホリデー生活を経て、2006年 ゴールドコーストで、調理師とホスピタリティーの専門学校に進学。レストランで調理師として3年働いた後、キャリア転換でメルボルンへ。日本での事務と接客経験、そしてオーストラリアでの留学経験を活かすため、現職に就く。シドニー、パース、ゴールドコースト、メルボルンと、ほとんどの主要都市で暮らした経験から、都市によって色の違うオーストラリアの良い点・悪い点も含めた留学カウンセリングを行う日々。このカウンセラーに質問する