ビタミンD生成のための日光浴時間

オーストラリアでは皮膚がん率が高いため、何かと神経質になっている日光浴の話題ですが、先日「どのくらい日差しにあたると安全に体に必要な分だけのビタミンDを生成できるか?」という記事が新聞に出ていました。

th_SUN vitaminD

■クイーンズランド州&ノーザンテリトリー→1年を通してほぼ毎日2,3分
■ウエスタンオーストラリア州、ニューサウスウェールズ州、キャンベラ→6,7月は週に2,3時間、それ以外はほぼ毎日2,3分
■サウスオーストラリア州、ビクトリア州、タスマニア州→5〜8月は週に2,3時間、それ以外はほぼ毎日2,3分

やはり州によって必要時間に差がありますね!
ちなみに紫外線が強い7月の晴天の正午では、札幌市が5分、つくば市が4分、那覇市は3分、紫外線の弱い日本の12月では、那覇で8分、つくばでは22分、札幌では76分日光浴をしないと必要量のビタミンDを生成しないそうです。
オーストラリアに比べても札幌はかなり差がでますね。

日光浴のポイントは「肌を出して数分のみ日に当たる」ことだそうです。例えば、顔と手先だけを15分太陽に当たるよりひざ下を数分のほうが有効です。長く日にあたってもそれ以上ビタミンDが生成されることはないそう。

オーストラリアでは危険、危険と言われる紫外線ですが、朝の日差しにあたる事で体内時計を整えたり、うつに効果的な安らぎホルモン「セロトニン」が出たり有効な使い方もありますので、是非やり過ぎない程度にオーストラリアの日差しを楽しんで健康な留学生活を送ってくださいね!

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する