ビクトリア州郊外で勉強する選択肢【ジーロングを選ぶ理由】

3月も終わりでそろそろ肌寒くなってきたメルボルン。先週は、Geelong(ジーロング)という街に大学見学や、街見学を兼ねて訪問してきました。

メルボルン(ビクトリア州)を留学地として選ばれる方に選んだ理由を聞くと、「町並みが素敵だから」、「イギリスのような建物がたくさんあるから」、「都会の割には緑も多く大きすぎないから」、等の理由を挙げられます。

そして、そのような町並みは、市街地だけではなく市街から離れた場所にも見られ、緑は郊外に行くと特に多くなります。

大学生は、市内ではなく市街地から離れた大学を選んだり、住まいも市街から少し離れた場所にされている方も案外多いです。メルボルン(ビクトリア州)に住んでいる=大都市に住んでいるというわけでもなく、交通が便利なビクトリア州では、"お仕事や学校は市内でも通勤・通学に1時間以上かけています!"というかたも案外少なくないのです。

それぞれが自分の環境、ライフスタイルにあった場所を自ら選んで住むことが出来るのです。

ビクトリア州には行きたいけど、住まいや大学(学校)は、少し郊外のような静かな場所がいいな、と考えている方へ、今回は"ジーロング"という街をご紹介させていただきます!

▼市内からジーロングにはどうやっていくの?



市内にある「サザンクロス駅」から75キロとだけ見ると、なんて遠いの、と思いがちですが、VLineという長距離電車が出ていて、簡単に日帰りでの移動が可能です。車では約1時間、電車でもサザンクロス駅からジーロング駅まできっかり1時間位です。こんな電車に乗ってジーロングまで行きます。

何度かVLineに乗ったことがあるのですが、満席で座れなかったということは今まで経験ありません。そして、長距離電車用のこの車内は普通の電車よりも席が大きめに作られていて、空調もばっちり。とっても快適に移動が出来ます。

▼ジーロング(Geelong)について


ジーロングは、ビクトリアの観光名所として必ず名前があがる"グレート・オーシャン・ロード"の玄関口としても有名です。観光地として有名な印象も強いですが、実はビクトリア州で2番目に大きな都市で、2018年での都市人口は26万人と推定されています。

ロイヤル・ジーロング・ショーパコ・フェスタ、など毎年恒例のイベントもあったり、スポーツが盛んなこの街ではたくさんのスポーツイベントやファミリーイベントが年間を通して開催されています。
※https://www.facebook.com/cityofgreatergeelong/より参照

ジーロングのイベントはこちらから。

アルバイトは??

ジーロング地域では10,000以上の企業があり、製造業や加工業、次いで小売業、医療やコミュニティサービスなどで主な雇用があります。留学生ですと、製造業や飲食を含む小売業でアルバイト探されるといいかもしれません。

家賃は安いの??

もちろんビクトリア州第二の都市ですので、激安というわけではありませんが、メルボルン市街地に比べると家賃は下がります。そして、アパートが断然に多いメルボルン市街地に比べて、ジーロングで貸し出ししてるほとんどの物件は一軒家が多いです。

2021年3月現在の物件検索サイト(Realestate.comやflatmate.com)で検索したデータによると、家賃の相場は下記のような感じになっています。

生活するのに困りませんか??

ジーロングには生活に必要なものはすべて揃っていますので、何も不便になることはありません。市内には、WestFieldMarket Squareと呼ばれる2つのショッピングセンターがありますので、何でも簡単に手に入ります! 

ビーチは近くにあります??

住む場所にもよりますが、ビーチが徒歩圏内という場所に住むことも可能です。

ちなみにジーロング駅から徒歩約10分程度の距離にジーロング港があり、イースタンビーチと桟橋もあります。水辺から桟橋にかけては、歩道がありますので、散歩するにはとても気持ちいいと思いますよ!

▼ジーロングで学校に行くにはどんな選択肢がありますか?


ジーロングには、TAFEとカレッジと大学があります。弊社が提携している学校でいいますと、ディーキンカレッジディーキン大学があります。

ディーキン大学&カレッジはジーロングに2つキャンパスがあり、Waurun PondsとWaterfrontキャンパスがあります。

今回訪問させていただいたのは、Waterfrontキャンパスです。カレッジではいくつかのDiplomaコース、大学でも看護、商業、建築等の厳選されたコースが開講されています。そして、付属英語コースは、ジーロングキャンパスではここでしか開講されておりません。

Waterfrontキャンパス内にある付属英語学校は、カレッジや大学への提携語学学校となりますので、英語コースを修了すれば、そのまま進学が可能になります。また英語コースだけを受講することも可能です!

DUELIでは、1つのクラスにたくさんのレベルがあるのも特徴です。例えば一般的な基礎英語力を伸ばしたい方向けのGeneral Englishクラスは8レベルに分かれていますし、大学や大学院に進学する方向けのEAPクラスは4レベルございます。

※ジーロングキャンパスは、クラス開講が少なくなり、時期にもよりますのでまずは希望される際にご相談ください。

天井があいたガラス張りの廊下は光が差し込んでとても開放的です。またクラスルームも一つ一つの部屋がとても大きく作られていますので、狭ぜましい感じは全くしないですよ!

Waurun Pondsキャンパスまではバスで約20分。こちらは大学から定期的にバスが運行されていますので、無料で利用できます。デジタル掲示板から時刻表をいつでもチェックできます。

そして、海が目の前に見えるカフェは絶景です! 勉強もお喋りもはかどること間違いなしです!

こちらは図書館の様子です。個々で勉強できるエリアから、グループで勉強できるエリアまで、学生の要望に沿った環境が提供されています。

学生寮に住む

ちなみにジーロングにはディーキン大学が所有する学生寮が、キャンパス徒歩圏内にあります。屋上から絶景が眺められる素晴らしい立地に位置しますので、大学の寮での生活に興味がある方はお勧めです! 語学を学ぶ方でも利用は可能です。

ディーキン大学(Waterfrontキャンパス)の様子は動画からも確認頂けます! ↓↓


メルボルンにはとても興味があるけど、住む場所はもう少し静かな場所がいいという人にはお勧めの「ジーロング」。語学学校から大学までご自身の希望に沿った選択も可能ですので、興味のある方は是非ご相談くださいね!

最後にこちらは1950年代に撮られたジーロング港の写真です。
※https://en.wikipedia.org/wiki/Geelongより参照

白黒で多少の景色は変わっていますが、劇的に変わっている感じはしません。"70年経っても同じ景色がずっとある"というのが郊外の良さなのかもしれませんね。

ジーロングの様子をもっと見たい!という方は動画もどうぞ。素敵な景色をいっぱい撮りました!

大橋 麻衣子 / Maiko Ohashi

オーストラリア、メルボルン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I138)。初めての留学は、シドニーでの短期留学。その後、パースでのワーキングホリデー生活を経て、2006年 ゴールドコーストで、調理師とホスピタリティーの専門学校に進学。レストランで調理師として3年働いた後、キャリア転換でメルボルンへ。日本での事務と接客経験、そしてオーストラリアでの留学経験を活かすため、現職に就く。シドニー、パース、ゴールドコースト、メルボルンと、ほとんどの主要都市で暮らした経験から、都市によって色の違うオーストラリアの良い点・悪い点も含めた留学カウンセリングを行う日々。このカウンセラーに質問する