オーストラリアでラクトース&グルテンフリー始めました!

食べることが大好きな私ですが、自分の健康(胃の健康)を考えて、先日から出来るだけグルテンとラクトースを抜くという生活を始めました。

私も最初この2つの言葉に馴染みが無かったのですが、簡単に言うとグルテンとラクトースはこんなものです。

グルテン(Gluten)とは
小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンという2種類のタンパク質が絡み合ってできたものです。小麦粉に水を加えてこねることで、弾力と粘り気のある生地ができあがります。(これが小麦粉製品の美味しさに繋がるんですね!)
パン、パスタ、ラーメン、うどんなどの小麦粉製品に含まれますが、それ以外にも醤油、レトルト食品など色々なところに入っています。

ラクトース(Lactose)とは
乳糖とも呼ばれ、哺乳類の乳汁に含まれています。ラクトースが体内で適切に消化(分解)できない結果、消化器に生じる諸症状が起こる場合があります。ラクトースを多く含む食品は、牛乳、練乳、生クリーム、アイスクリーム、シチュー、プロテイン、ヨーグルト、熟成チーズなどです。

「牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする」といった経験をされる方は、もしかしたらラクトースに反応しているのかもしれません。

私は子供の頃から胃痛持ちで、食べ物が関係しているなんて思ったこともなかったのですが、今回栄養士さんに相談する機会に恵まれ、食べ物と胃痛の関連性を調べる食事制限を経て、グルテンとラクトースに胃痛や胃もたれが関係しているということが分かりました。

改めて自分の食べているものを見直して初めて、どれだけグルテンとラクトースを毎日の生活で摂取しているかを改めて知ることになりました。

”抜くなんて無理じゃないか。。。”とさえ思ったり、アレルギーじゃないから胃痛さえ我慢すればいいのでは、なんて邪な思いもよぎりましたが(笑)、今はストレスにならない程度にどのくらいのグルテンとラクトースに反応するのかを見ながら、生活を始めています。

始めてみて思ったこと、それは"オーストラリアは食事制限の人に優しい国”ということ。絶対ムリだと思った食事制限生活をなんとかストレスなく出来ているのは、オーストラリアにいろんな人種そして色々な食事制限を持っている人が多いこと、そしてそういった人に合わせた食べ物を幅広く提供しているからだと改めて感じることが出来ました。

▼スーパーマーケットやヘルスショップにて

オーストラリアの2大スーパーマーケット「Coles」と「Woolworth」でもこの手の製品は簡単に手に入ります!

例えば、Coleのオンラインショッピングのサイトで”lactose free”とタイプするだけで、これだけのカテゴリーが出てきます。迷うくらいの乳糖フリーの製品が出てくるので、例えば、牛乳やヨールグルト、クリームチーズなど諦める必要がないのです。

今回調べた時に、"日本ではグルテンの有無には法的表示義務はない"という表記をどこかで見つけましたが、オーストラリアではほとんどの製品のラベルに"XXXフリー"と大きく書かれています。なのでわざわざ原材料表記をを確認しなくても簡単にわかるようになっています。

例えば、"ラクトースフリー"でいうと私のお勧めはこの四点です!

左上から右下の順で名前をあげると、こんな製品です。
・Liddells ヨーグルト
・Bio Halloumiチーズ
・Liddells クリームチーズ
・So good ソイミルク

このLiddellsのシリーズはラクトースフリーかどうかわからないくらいとっても普通の美味しい味です。

そしてHalloumiチーズに関して言うと、私はもう普通のHalloumiチーズが食べられないくらいこのチーズの虜になってしまいました♡

小麦粉につけてプライパンで焼くと、おもちのようにもちもちして、最高に美味しいので、よかったら試して下さい。

普通のHalloumiチーズよりお高めですが、よく2−3割のセールをColesで行っているので、その時にまとめ買いしています。

そして、牛乳に関しては、ラクトースフリーの牛乳も簡単に購入できますが、私はあえてソイミルクで代用しています。

続いてグルテンフリー。

パスタだけでもすごくたくさん種類がありますが、パスタで有名なイタリアブランド"Barilla"からも出ていますし、ラザニアやラビオリなんかもあります。私はまだ美味しいグルテンフリーパスタに出会ってないのですが、昨日"Barilla"を買ったので早速試してみたいと思います。

小麦粉も私の生活に欠かせないので、下記のグルテンフリーの小麦粉を使っていますが、少量で使う分にはあまり味の変化がわからないレベルです。きっとお好み焼きなど作ったら、気づくのかもしれませんが、まだ試していません(笑)。

片栗粉や米粉などで代用でも出来るものもあると思うので、作る食べ物によっても粉を買えてみてもいいかもしれません。

スーパーで種類が少ないな、と思ったものに関しては、オーガニックショップやヘルスショップにも他のブランドを扱っていますので、そちらでみてもいいかもしれません。

▼カフェやレストランにて

こちらもさすがオーストラリア。ほとんどのレストランやカフェのメニューに予め記載されています。

例えば先日行ったカフェ、「Touchwood Cafe」。

メニューにはGF(Gluten Free)やDF(Dairy Free)と記載されてます。見るだけでわかるのは便利ですよね。

そしてウェイターや、キッチンスタッフも知識豊富です。何が食べられないのかを説明すると、その希望に応じてオーダーを入れてくれたりします。

今回の自分の食事制限を通して、オーストラリアにたくさんの食事制限を行っている人がいることを知りました。

私のように胃腸の調子が悪くなる人から、宗教上や思想上食べない人、そしてアレルギーを起こす人まで様々な人が集まるオーストラリア。そういう人を尊重したスーパーの品揃いや、レストランやカフェのスタッフの知識やメニューに改めて気付かされた経験でした。

厳しい食事制限を経て、今は体の反応を見ながらラクトース&グルテンを出来るだけ取らない生活、に落ち着いた私ですが、それでも家でも外でも美味しいものが食べれるオーストラリアの柔軟な食文化に大感謝です♡

大橋 麻衣子 / Maiko Ohashi

オーストラリア、メルボルン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I138)。初めての留学は、シドニーでの短期留学。その後、パースでのワーキングホリデー生活を経て、2006年 ゴールドコーストで、調理師とホスピタリティーの専門学校に進学。レストランで調理師として3年働いた後、キャリア転換でメルボルンへ。日本での事務と接客経験、そしてオーストラリアでの留学経験を活かすため、現職に就く。シドニー、パース、ゴールドコースト、メルボルンと、ほとんどの主要都市で暮らした経験から、都市によって色の違うオーストラリアの良い点・悪い点も含めた留学カウンセリングを行う日々。このカウンセラーに質問する