卒業を1年後に控えた留学生が思うこと。

コロナの影響を受けて、これから始まる就活はまさに誰も経験したことがない事態。

つまり、今は「外に出かけらない、就活イベントも企業説明会も中止なのに就活を経験した」という前例がなく何が来るかは予想が立たないからなんか「不安だ」という状況だと思います。

多くの留学生は海外から日本の新卒就活の準備をする時にはだいたい

キャリアフォーラムというその場で面接・選考が受けられるバイリンガルの人向けの企業説明会にいく

もしくは

自分の気になる企業に直接応募

だと思います。


私の日本人の友達でオーストラリアの大学を卒業していった子たちは企業に提出するエントリーシート作成、面接・筆記試験対策とただでさえハードな大学の授業を同時進行で進めていた子がほとんどでした。

物理的に距離があることもあり、オンライン面接をしていない企業の面接にはわざわざ何万円もかけて日本に面接をしに学期期間中に帰国したり

さらなる強者はボストンキャリアフォーラムという大きな就活イベントで内定をゲットするためにFinal Exam(最終試験)の前の週にアメリカ・ボストンに飛んで、すぐオーストラリアに戻って試験を受ける超超ハードスケジュールをこなしていた子もかなりいました。
(就活の準備、Final examの勉強、それをこなす体力、、、ホントに凄すぎました)



普段は海外をベースに生活している留学生が日本の就活することは、今まで通りの世の中の状況でも他の日本にいる大学生よりも大変なことが多いのは事実でした。


しかし、この予想が立たない状況でまず海外から就活としてできることは

エントリーシート書かなきゃ!面接受けなきゃ!と焦るのではなく

自分の興味ある仕事は調べながら

家にいて時間があるこの機会に、留学生活を終えた後でも自分の強みになるスキル・資格を大学の勉強の合間にちょっと調べたり、学んだりする。

また、何年もかけて鍛えた英語力をさらにブラッシュアップして実践のビジネスの場でもより自然なコミュニケーションが取れるように準備しておくなどして

自分という箱の中に将来の資本になるものを貯めていく。

私もこれから海外から就活する立場になるので、このことは自分で実際にやって行こうと計画中です。



予定通りに内定が大学卒業までに出なかったとしても、留学という経験の中で得た知識、強みを自分の財産として蓄えて将来的に自分が「これなら頑張れる!」と思えるキャリアを見つけることの方が焦って海外からこの先どうなるか分からない状況の中、日本スタイルの就活をやるより大切なことなのかなと最近思うようになりました。

石田 愛夏 / Manatsu Ishida

進路に悩んでいたとき「もう海外にでも行ってみようかな」という何気ない一言をきっかけに周りの人が国内大学に進学するなかオーストラリアへの大学進学を決意。海外経験一切なし、帰国子女でも国際科の高校にも通っていなかったが2年間、語学学校とファウンデーションコースに通い海外の大学で生き抜くためのスキルを身に付け、ブリスベンにあるクイーンズランド大学で観光学とイベントマネジメントを学ぶ。

※ブリスベンオフィスアシスタントとして2020年2月から2021年6月まで勤務(ブログはその当時の内容となっています)このカウンセラーに質問する