
オーストラリアのトライアスロンシーズンは、7月〜翌年6月まで。毎年6月第1または第2日曜日にケアンズで開催される、Ironmanというレースがシーズン最終レースとなっています。
トライアスロンをやっていない人からすると、ん?という距離ですが、このIronmanというレースは、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km、Ironman70.3はこの半分でスイム1.9km、バイク90km、ラン21kmというレースです。
Ironmanレースの制限時間は、16時間半。男子プロアスリートは、9時間ちょっとでゴールしてしまいます。


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途中でハードルとなるもの(怪我や病気、仕事、家庭など)で上手くいかないことがあったり、、、レース当日にベストを持ってくることは本当に難しいです。(レース前、いつも怪我や病気をする私は身に沁みて感じること)
レース当日は、諦めないで前に進む、歩みを止めないチームメイトはみんな本当にカッコよかったです。応援している方も楽しんで。

人によって出来るスピードは異なるし、人と同じようにやっても上手く出来ないかもしれないです。でも、一生懸命やっている人は本当にカッコいい。本当に笑顔になれる瞬間って、辛くて苦しい時を乗り越えて、やり切った時なんだと思います。
私のチームメイトは、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km走りきった後、みんな笑顔でした。こっちまで笑顔になってしまうほど、やり切った笑顔。一生懸命な人は応援したくなる。応援してもらうために頑張るのではなく、応援したくなる人には自然と惹きつけられていきます。

朝4時半に起きて、宿に帰ったのは12時というハードな応援だったため、翌日は喉が痛くて風邪っぴき。日本人の参加者も多かったので(1000人中約300人も日本人がいたとか)、見知らぬ人でも名前を呼びながら応援。ZARDの負けないでのサビの部分、「負けないで もう少し 最後まで走り抜けて〜」を掛けながら近づき、歩いている人に頑張っていきましょう!という優しい励ましを与えたり・・・
日本人は名前を呼びながら応援すると、みんなびっくりしながら、しっかりと答えてくれました。
辛い時、苦しい時、モチベーションが上がらない時、目標を見失ってしまった時、そんな時は一生懸命やっている人の近くにいきましょう。その人と話してみましょう。一緒に勉強してみるのも良いかもしれません。もしかしたら嫉妬をしてしまうかもしれないですが、確実に、もう少し踏ん張ってみよう、やってみようという気持ちになりますよ。
私も3年ほど恋焦がれている、でも今年も可能性はほぼゼロに近いことに、挑戦せず諦めようと思っていました。でも、やっぱりやらないで諦めるのは悔しいので、結果は駄目でも「やり切った」といえるように、出来ることを一生懸命やってみようと思います。ベストが出せれば可能性は0.01%くらいはある。そして、結果はどうあれ、一生懸命やれば自分の力になるはずですからね。