最近、生徒さんからオーストラリアでの詐欺被害やトラブルについてご報告を受けたり相談されることがあります。
自分は大丈夫!と思っていると危険です。今回は実際の被害例も含めてご紹介しますので今後の参考にしたり、お友達同士でもシェアしてあげてくださいね。
シェアハウス探しの際のボンド詐欺
これはメルボルンだけでなくオーストラリア全土でよくある詐欺です。ボンドとはシェアハウス契約時にオーナーに支払う保証金のことで、家賃の1ヶ月または2ヶ月分の金額になります。
どんな所に注意すべき?
・好条件なのにとても安い
ネット上で紹介されている写真がとても綺麗で立地もバツグンなのに相場より安い。「他にはない」「通常なかなか売りには出ない」と言った言葉で紹介されます。もちろん、本当に良い掘り出し物件もあると思いますが少し注意が必要です。
・内覧(インスペクション)ができない
通常オーナーと内覧の日時を決めますが、詐欺の場合はあれこれと理由を付けて内覧できませんと言われることがあります。内覧をせずにアパートを決めてしまうのは本当に危険です!
・先にボンドを支払うよう要求してくる
こちらは内覧はできるけど、先にボンドを支払ってねと要求してくるものです。これも怪しいと思います。ボンドや家賃は、内覧をしオーナーとも会い、その後契約時に支払うものです。
《契約後〜引越し当日の注意点》
・カギをもらったらその段階で本当に自分の部屋のものか確認しましょう!
・引越し当日は、部屋の中の壊れている部分がないか確認し、写真に残しておきましょう。
郵便局を装った詐欺
こちらは「お客様の荷物が届いているので取りに来てください」とショートメールを送ってきます。荷物の中身や重さに問題があったり、住所に不備があるといった理由で配達できませんと言われます。
注意すべき点は?
・ショートメールに書かれているウェブサイトのURLがおかしい。
例えばオーストラリアの郵便局であれば、auspostの文字が入っています。ほかにも、郵便局だけでなく政府や公的機関の場合はウェブサイトのURLが緑色で表示されますので、不審に思われたら一度公式サイトを確認するのも良いと思います。
・「今すぐ払って下さい」と支払いを急かす。
「支払い期限は本日中」などの文言も同様です。未払いのものがあると言われると動揺してしまう気持ちは分かりますが、落ち着きましょう。メールに記載のリンクへ飛ぶとクレジットカード情報を入力する画面に切り替わりますが、郵便局とは全く関係のないウェブサイトです。郵便局がショートメールを通して個人情報を聞いてくることは絶対にありませので、支払いページには進まないでください。
第三者に相談しよう
シェアハウスにしろ、郵便配達にしろオーストラリアに来たばかりだと、ここではそういうシステムなのかなと思ってしまうこともあるかもしれません。ですが、詐欺に共通することは「支払いを急かしてくること」だと思います。請求されたらまずは誰かに相談しましょう。今回2つの事例をご紹介しましたが、詐欺だけでなくアルバイト先でのトラブルや被害なども生徒様からご報告を受けているので、弊社からもそういった最新の情報や注意点を直接お伝えできると思います。ご来社頂くかお電話でも対応していますので、不審に思った場合はスクリーンショットなどを残しておいて、遠慮なく相談してくださいね。(ご相談や被害情報の開示は弊社会員様のみとさせていただいております。会員様でない場合はご対応できないこともありますのでご了承ください)