英語の上達具合を測る!

到着から4~6か月くらいの生徒さんからよく受けるご相談、「英語が伸びている気がしないんですけど・・・」。

このご相談を受けた時、いろいろな質問をして本当はどうなのか検討しますが、多くの生徒さんは確実に伸びているけれど毎日少しずつの進化なので、気づいていない事が圧倒的です。学校に毎日行っていれば尚更!ただ、自分では気づかないのです。

英語の伸びる曲線は、最初ほぼ平行線から数ヶ月でぐんと上がってまた平行線を繰り返すと言われています。ダイエットの停滞期のように伸びが見えないだけならまだしも、日によっては全然英語できない。。。と思う日もあり落ち込んでしまうのですよね。こんな時、ぜひお試し頂きたいのが下記2つの方法。

So Much Music
by Martin Cathrae

1.オーストラリアに到着した当初、流行っていた音楽を聞く。

2.ホストファミリーに会う/到着時に教えてくれた先生に会う。

1の音楽についてですが、洋楽は最初メロディが印象に残りますが、数か月たった後では聞こえてくる歌詞も拾えてくると思います。全部はわからないとしても、まったくわからなかった歌詞の一部がわかるようになっているだけでも、上達が見えている証拠!頭の中で「こんな歌詞だったんだな。」と意味が分かる様になっていればすごい上達です!
音楽は落ち込み気味の心にも元気を与えてくれますし、音楽を聞くことで到着当初の気分も思い出して、心機一転頑張ることもできそうですね。

音楽を聞いても英語の上達に自信が持てない方は、2の「ホストファミリーに会う」を試してみてください。

ホストファミリーは自分が一番英語のできない時に出会ったネイティブスピーカーの一人。オーストラリア生活のスタートを手伝ってくれたオーストラリアの家族です。ホームステイを出てしばらく会っていないみなさんの英語の上達を一番気づきやすい人でもあります。また、みなさん自身も最初は全然わからないと思っていたホストの英語がわかりやすい!と言う事にも気づくと思います。
当時、本当はホストファミリーに話したかった、毎日の出来事以外の事をこのチャンスに是非話してみてください。もっとホストファミリーと仲良くなれますし、何より久しぶりのホストファーザー、マザーとの再会にほっとリラックスできると思いますよ。




自分で自分の英語力の上達は見えにくいものですが、到着当時に周りにいた人やモノと再度触れ合う事で見えてくるものもあります。そして、人に褒められた時や自分の英語力が伸びた証が見えたら、素直に喜んで自分に自信を与えてあげるのも、今後の英語力向上の為には効果ありますよ。お試しくださいね。

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する