オージー流:「Really!?」の使い方

私達日本人は、英語で相づちの時に「へーホント?」「そうなんだね。」という意味で「Really!?」”ほんと?”を頻繁に使いがちです。

しかも、この「Really!?」というたった一言に、日本人の苦手な発音であるRとL(しかもLが2つも)が入っているため、中々、完璧な発音で「Really!?」を使いこなすのは至難の業です。



オージーは相づちのとき、「へーそうなんだ。」「うんうん」に近いニュアンスの時は「Right」「Sure」「I see」「I got it」などを使います。

また、「マジで?」は「Are you kidding? 」
「本当にそうなの!?」は「Are you serious?」
相手の言っていることがあまり本当とは思えない時、聞き返す時などに使います。

もちろん、「本当に!?」「Really!?」は間違いではないですが、オージーはそれほど「Really!?」を頻繁に使ってないと思います。

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それでは、オージーがどんな時に「Really!?」を使うかと言いますと、簡単な例をご紹介します。

先日、私の友人、Mちゃんが姉であるJちゃんの10年前の写真をFacebookにタグ付けしていました。

その写真はJちゃんが今よりも20キロ以上(いや、もっとかな?)太っていた時の写真でした。
その写真を見た姉、Jちゃんが「Really?」と一言、妹に向かってFacebookに返答していました。

そうです。このようにオージーの使う「Really!?」は『勘弁してよ〜!!』『いい加減にしてよ〜!!』的な意味を含めた時によく使われているように思います。
しかもこの「Really!?」を言う時、私達が学校で習ってきた「R」にアクセントをおくのではなくて、どちらかと言うと後ろの方の「L」の方、カタカナでいうと「リァィ」の、後ろのを言いながら、ちょっとしかめっ面しながら、ゆっくりはっきり言い放っていると思います。

私たち日本人も、それぞれのシチュエーションによって「Really!?」だけではない相づちをうち、且つオージー流「Really!?」もスマートに使いこなしていきたいものです。

また、余談ですが、私の夫は日本語はマックスで5語ぐらいしか話せないのですが、先月、日本に行った時の私の父との会話はこんな感じでした。

: 「片言の英語............。」
:「so, so, so, so,so,so,so,so,so....」「そう、そう、そう、そう、そう、そう、そう....。」と、ただひたすら繰り返していたのです。

「そうそうそうそうそう。。。」も相づちとして確かに間違いではないのですが、せめて「そうですね。」ぐらいは言えるようになってもらいたいものです。