最近のシドニーの物価について

先日の新聞でオーストラリア各都市の「健康生活にかかる費用比較」というのがありました。留学生活ではどんなものをセーブできるかなど気になるところだと思いますので、シドニーに来られる皆さんに物価の参考としてご案内をしておこうと思います。

まず最初は、果物野菜などの価格についてです。
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通常、学生さんに生活費について聞かれる場合、「スーパーで売っている食べ物に関してはそれほど違いはありませんよ」とお話しています。確かにそれほど大きくは変わらないのですが、なかなかシドニー健闘していますね!意外と安いですよ。

こちらの比較表はあくまでも平均で、シドニーでもお金持ちエリアやシティの中心部でお買い物をするのと、チャイナタウンやマーケットなどで買うのでは費用が結構異なります。また、どこで買うかも非常に重要で、オーストラリアではコンビニでの買い物は一般的にはしないのが普通なので、うっかりコンビニで買わないように気をつけて下さいね。

次にフィットネスなど。
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学生さんでジムに通う方はそれほどいないかもしれませんが、ジムのメンバーフィーとテニスコートのレンタル代はかなり地域差でていますね。ブリスベン、どちらも非常に安い!運動好き??州による平均収入の比率にもよるかと思いますがいろいろですね。面白みはありませんが、シドニーは全体的に平均より若干安めの良い位置をキープしているかと思います!

家賃はどうしても高いシドニーですが、最近のシドニーはOpal Cardの導入で、交通費の割安感が出てきました。このOpal Card、なかなか優秀で気づくだけでも下記のメリットが感じられます。
★1週間に8回乗れば、その週は無料で乗り放題となります。(月曜スタート。いつも同じルートでなくてもOK。)
★日曜日は2.5ドルで乗り放題!
★バスの乗換えが1時間以内なら無料!
★電車とライトレールは週末や祝祭日、ピーク時間帯以外は30%オフ料金!!
(電車のピークは平日の午前7−9時、午後4−6時30分です。)

「1週間に8回乗ると残りは無料システム」は、例えば週の真ん中にバスでチャイナタウンにランチに行っても、1時間以内なので2ドル10セントで往復ができ、更に私の通勤の交通費4.5ドルが一回分2.1ドルになるのです。何か得した気分。

シドニーは高い都市とのイメージが定着していますが、仕事もたくさんありますし贅沢をしなければ、生活全体の費用としてはそれほど高くはなりませんので、安心してシドニーに来て下さいね。

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する