オーストラリアの大学卒業のマスコット Graduation Bear

オーストラリアの各大学では、服から文具、カップ等、様々な大学グッズが販売されており、卒業シーズンになるとよく見かけるのは「クマ」

Graduation Bearと呼ばれており、多くの大学で卒業クマさんがいます。

大学によってはクマだけでなく、Graduation KoalaやGraduation Ibis等、他の卒業動物さんがいたりもします。

そして、特定の名前がついていないものもあれば、メルボルン大学はBarry、オーストラリア国立大学はHugo等、名前がついているクマさんもいます。

ちなみに、メルボルン大学のBarryは、メルボルン大学の最初の学長であるSir Redmond Barryから取っています。オーストラリア国立大学は実はよくわかりません。

西オーストラリア大学は、Alfie, Harper Junior, Harper Senior, Harry, Hugo, Howard等、複数のクマキャラクターがいたりします。

ところでなぜ「クマ」なのでしょうか?

英語・日本語で調べてみたところ、古代から伝わる由緒正しき逸話があるわけではなく、自然発生的に広まってきた感じのようです。

・達成と献身の象徴
・成長と強さ
・安心感とノスタルジー

等々、クマさんは色々な意味合いがこめられるシンボルとして見られるようになり、節目節目の記念品や贈り物として好まれるようになってきた感じです。

テディベアの起源でもある、26代アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトの影響もあるような気がします。

大学によって卒業クマさんのデザインは違ったり、年度によってもクマさんのデザインが変わっていたりもするので、オーストラリアの大学のキャンパスへ行った際は見比べてみると面白いかもしれませんね。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する