グーグルマップにご注意を!

知らない土地へ行く時は、グーグルマップを活用する方も多いのではないでしょうか。

私もお客様に学校やホームステイ先等の案内をするとき、よくグーグルマップを使っています。

例えば、オーストラリアのマップを表示すると、英語表記の上に日本語の読み方も表示してくれる親切設計(ブラウザの言語設定にもよります)。

だけど、ちょっと待て。
その日本語表記、正しいのか?というものもあります。

グーグルマップ、パース周辺で見つけた、個人的に日本語表記が面白かったものをご紹介。

まずは、最近マーケットが閉鎖されてしまった「Subiaco」。グーグルマップでは「サビアコ」となっていますが、どちらかと言えば「スビアコ」のほうが英語に近い読み方。
Google マップ1


古い港町の様相を残す人気スポット、「Fremantle」。こちらは、「フリマントル」ではなくて「フリーマントル」と少し伸ばす音が入ります。

たけど「South Fremantle」はちゃんと「サウスフリーマントル」となっている謎。
Google マップ2

そして、パースの主要ビーチと言えば、アートフェスティバルなんかも行われる「Cottesloe」。ビーチ近くの駅が「コッテスロー」となんだかつまづきたくなるような表記になっていますが、「コテスロー」が正しい
Google マップ3

よく見かけるのがこれ、「College」を「大学」と訳してしまっているもの。

確かに「College」には「大学」という意味もありますが、オーストラリアでは小中高の名前に使われることもよくあります。語学学校にも「College」がつくものもあり、それも「大学」と訳されていました・・・。
Google マップ4

個人的にツボだったのは、パース駅から2駅目にある「Glendalough」。ご覧の通り「グレンダロッホ」となっており、なんだか「ウホッ」って感じ。

「グレンダロッホ」と呼ぶ人は誰もおらず、「グレンダロー」が英語に近い読み方です。
Google マップ5
グーグルマップ、便利ですが日本語表記の読み方が正しいとは限りません。
そのまま読んで現地の人に道を尋ねると「??」といった反応が返ってくるかもしれません。

グーグルマップを使う時はご注意下さい。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する