意外と知られていないオーストラリアの罰金制度や規則

オーストラリアに来ると、日本とは違う意外な規則にびっくりすることがあります。知っていないと、罰金を課せられた!なんてこともあるので注意が必要ですよ。
州によっても違うので、ビクトリア州の規則を基にご紹介!!
例えばお酒に関して

「飲酒年齢は18歳以上」 IDで証明できれば18歳からでも飲酒が可能です。
「B.Y.Oレストランでは、アルコールの持ち込み可」 BYOは「Bring Your Own」の略です。レストランがBYOと掲げている場合は、主にワインを持ち込むことが出来ます。持ち込み料はグラスあたりA$1~3ほどですが、沢山飲む方にとっては安くなります。
「道路やビーチでの飲酒は禁止」 基本的には禁止ですが、場所によっては許可がでている場合もありますので予め確認が必要です。また、交通機関での飲酒も禁止されているので、もしアルコールを持参している場合は、いつでも必ず見えないように隠す必要があります。

メルボルンには、路面電車、電車、バス等の交通手段があります。交通機関のなかでも罰金に課される可能性はありますので注意が必要です。

「有効なチケットなしで交通機関を使用する」 インスペクターと呼ばれる検査官が見回っています。違反が見つかった場合はビクトリア州では現時点で罰金は217ドル。
「交通機関で席や設置物に足を載せる」 これ、案外日本人の生徒さんで罰金を受けた方が多いです。 違反が見つかった場合はビクトリア州では現時点で罰金は217ドル。
「ごみのポイ捨て」 交通機関内は、違反が見つかった場合はビクトリア州では現時点で罰金は217ドル。ただ道路でも禁止されているため、タバコのポイ捨てから、大きなゴミ放棄まで、種類によって罰金金額が変わります。

そして最後に、最近起こったニュースから。
メルボルンの市内中心地で、23歳の女性が赤の点滅信号で歩行道路を渡っている途中に躓いたためゴミ収集車に轢かれて亡くなるという悲しい事故がありました。ニュースは下記より読むことが出来ます。
http://www.heraldsun.com.au/news/law-order/josie-edden-dies-after-tripping-at-melbourne-pedestrian-crossing-and-being-run-over-by-garbage-truck/story-fni0fee2-1227222241436
基本オーストラリアでは、歩行者であっても信号無視は捕まります。罰金は現在ビクトリア州では74ドルです。
今回このような悲しい事故がありましたが、何か起こった時、「歩行者だから」という言い訳は通用しません。信号無視をしたがゆえに悲しい海外生活にならないように、自分を守ることが大事なのだと考えさせられたニュースでした。

主に留学生が犯しやすい事例をご紹介しましたが、それ以外にもたくさんありますので、お気をつけ下さい!!

大橋 麻衣子 / Maiko Ohashi

オーストラリア、メルボルン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I138)。初めての留学は、シドニーでの短期留学。その後、パースでのワーキングホリデー生活を経て、2006年 ゴールドコーストで、調理師とホスピタリティーの専門学校に進学。レストランで調理師として3年働いた後、キャリア転換でメルボルンへ。日本での事務と接客経験、そしてオーストラリアでの留学経験を活かすため、現職に就く。シドニー、パース、ゴールドコースト、メルボルンと、ほとんどの主要都市で暮らした経験から、都市によって色の違うオーストラリアの良い点・悪い点も含めた留学カウンセリングを行う日々。このカウンセラーに質問する