私のファーム生活

ワーキングホリーデーのセカンドビザを取得するには、乗り越えないといけないのが
ファーム生活!!!
それまで私は野菜や果物がスーパーに並ぶまでの経緯を知るまでも無く、こんなにもたくさんの人が努力してくれているんだと、身をもって体感できました。。。

ファームを経験した知り合いからは色んな意見を聞きます!
大変だった。  
皆んなでワイワイ楽しかった。
いい経験になった。  
辛かった。
など、人それぞれ。
でもファーム生活をどのように感じ、どのように過ごすかは全て自分次第だと思います!

ちなみに私は、もちろん楽では無かったけど本当に良い経験になりました!
ファーム生活を終えてからは、スーパーに並ぶ野菜や果物に親近感や感謝の気持ちを持つようになりました。
そんな私のファーム生活を少しご紹介します!
( ファームにはカメラを持って行かなかったので、全て携帯での写真です )


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まず私が行った先は、いろいろな噂があるクイーンズランドのバンダーバーグ!笑
ファームに行った時期は、語学学校を終えてすぐの4月に今行きたい!今行けるとこ!といった感じで、インターネットで探し無計画に行ったのです。。。笑
(※どのフルーツまたは野菜をしたいかを決め、時期と地域を考えて行くのがオススメです)


まず私はマンダリンのピッキング!!
大きな木に脚立を立ててピッキングし、ひたすら巨大な箱に入れていくという地道な作業。
ちなみにこれは歩合制で、この箱をいっぱいにして一箱いくら!みたいな感じなのですが、
値段はその日のマンダリンの状態によって変わります。
一緒に働いていたのは、イタリア人、韓国人、オーストラリア人、トンガ王国の方など国籍豊か。
トンガ王国の方は体ががしっかりしていて、1日で私の2倍・3倍稼ぎます。。。笑
脚立を移動させるのも必死な私を見かねたトンガ人の方がコツを教えてくれたのですが、なかなか同じようにはいきません。。。笑
約1日7時間ほどひたすらピッキングをしますが、特に決まったランチタイムは無く、それぞれ自分のペースで休憩が取れます。
だからといって休憩しすぎても稼げないし、スーパーバイザーという見回っている人に注意されたりもします。

終わって帰る頃には本当に毎日クタクタでシャワーを浴びて、皆んなでご飯を食べたりお酒を飲んだりして寝る!といった毎日でした。
もちろん雨の日は作業ができず休みになり、ハウスパーティーをしたり、近場をうろうろしたり、英語の勉強をしたりして過ごしました。


私の行った先は直接ファームでは無く、コントラクターが管理しているところに行ったので
徐々にマンダリンが減ってきた1ヶ月ほど経った頃、今度はズッキーニ行ってみる?と紹介されピッキングとパッキングをしました。
それがもう壮絶でした。。。
腰にベルトのようなものをして、そこに採ったズッキーニを入れてていくバケツ1つと、予備の空のバケツを3つぶら下げ、中腰でひたすら地面から生えるズッキーニをピッキングして行きます。
するとバケツが当たる足がアザだらけ、中腰なので腰が痛い痛い。。。笑
そして時給制だったので休んでいると注意されます。
4時間ほどピッキングした後は、3時間ほど箱に詰めるパッキング作業。
私は本当に耐えきれず、2週間ほどでズッキーニは辞退しました!笑
(辛くて写真すらありません。笑)
どんどん辞退する人もいましたが、頑張って続けていた人ももちろんいたので、感じ方も人それぞれ。


次はレモンのピッキングを紹介して頂き、またマンダリンと同じ流れでひたすらピッキング。
しかしまた問題点!レモンの木は10センチくらいの鋭いトゲがいっぱいあり、何を着ても刺さるので、
色んな国の言葉で「痛いっ!」という声が聞こえてきます!笑
でも私はズッキーニの辛さを知っていたので、耐えられました。成長!笑



そこのコントラクターが担当するファームの作物が減ってきたので、たまたま高校時代の友達が働いたいちごファームへ移動しました。
バンダーバーグから電車で移動した先はカブルチャー。

そこで住んでいた場所はとっても綺麗な住宅街の一軒家。
仕事内容はひたすらいちごをパッキングして行く作業で、激安歩合制のためなかなか稼げませんでしたが、働いている仲間とワイワイ楽しかったです。

いちごの出来が悪く週3回ほどしか働けない週もありましたが、ブリスベンのシティーも電車で行ける範囲だったので美術館に行ったり、マーケットに行ったり、バーベキューしたり、ヨガに行ったり、山登りしたり、物作りを楽しんだりと充実した日々でした。
ブリスベンのカジノ前で行われるセカンドハンドマーケットでは、可愛い子たちからの古着を激安価格でゲット!
全て$5ドル以下!!
刺繍糸を買ってプロミスリング作成(こっちではスレンドシップブレスレットと呼びます)
バーベキュー!
空の美しさに毎日感動

そしてパッキング中の密かな楽しみは、変ないちご集め。。。笑
集めて仕事終わりに友達と 爆笑して 捨てるだけ。笑


こんな感じで私は2種類のファームを体験しました。
1つ目はある程度稼げてハードなファーム。
2つ目はあんまり稼げないけどそんなにハードじゃない。

約4ヶ月のファーム生活を終え、元に住んでいたシドニーに戻って友達や元ホストファミリーに再会した時には、本当にホッとしました。
ファームで働くというのは、もちろん楽じゃないけど本当にいい経験!
そしてよく質問されるファーム探しのポイントは、友達が行っていたところの紹介や、野菜やフルーツの時期を目掛けて行くことです。
空き時間に出来る趣味があれば、とっても充実したものになると思います。
どんな事でも楽しもうとする努力や、気持ち次第ですよね!!

渡邉 千峰 / chihow

オーストラリア、シドニー在住。日本ではスタジオカメラマンとして働き、ずっと気になっていたワーキングホリデーで渡豪。海が近くにある生活をしたいと、シドニーのマンリーに決め4ヶ月語学学校に通い、その後クイーンズランド州でのファームワークを終え、マンリーに戻ってきました。趣味は写真撮影や美術館巡り、ヴィンテージショップ巡りや海水浴。

※シドニー支店アシスタントとして2017年1月から7月まで勤務(内容は当時のままとなっています)