私の住んでいるところはシドニーシテイからバスで20分程のところなのですが、シティから少し離れるとシティ内とは違ってオーストラリアらしいコミュニティが現れます。
多くはオーストラリア人でアジアからの移民は少ないですが、みんなバックグラウンドが様々。やはり移民の国だな、と思います。
さて、先日いつもの様に仕事の帰りに行きつけのお店によると、アジアのバックグラウンドをもつ英語の先生(ネイティブです)を紹介されました!
いつもはオージーたちのざっくばらんな会話にヤラレ気味な私ですが、さすが英語の先生、とっても聞き取りやすい英語。 今教えている生徒さんたちの話や、ヨーロッパで英語を教えていた時の話、各国・各地のアクセントについていろいろお話してくれました。まさに第二言語として英語を話す私には興味深い話が沢山!
また、その会話の途中途中、彼女は私に周りの人たちが話すいろいろなアクセントのある英語をどのくらい分かるか?彼らの発音は分かりやすいか?など聞いてきます。やはり先生、英語を学ぶ人を見ると興味が湧くのでしょうかね。
私もせっかくなのでアクセントに関する質問をしてみました。
まず、日本で有名な「オージーイングリッシュのアクセント」の攻略法について聞いてみると、先生曰く、「オージーの場合はアクセントもあるけれど、分かりにくいのはアクセントと言うよりは、オージースラングと口を開けずにとても早くしゃべる事。」だそう。つまりオーストラリアでの英語に慣れる為には、オージー独特の言い回しを覚え、スピードに慣れればついていけると言う事です。
更に「ジャパニーズアクセント」に関しては、「発音を良くする為には口と舌のトレーニングが大切。毎日やらないとうまく動いてくれないので、ウォーキングをしながら口と舌のトレーニングを毎日してみて。そしてチャンスがある時はネイティブの顔(口と舌)をよく見ながら発音の練習をすると、音だけでやるより効果的!」とアドバイスをしてくれました。
これからオーストラリアに来られる方は是非、このアドバイスをもとにグラマーやボキャブラリーと合わせて発音の練習もしてみてくださいね。
ちなみに、少し慣れて来た頃の生徒さんからの悩みにある、「学校やホストとの会話は大丈夫になって来たけれど、外に出て一般の人と話すと全然通じない」という問題についても聞いてみると、「最初は忍耐強い人と会話をする事が大切」との事でした。決して発音が悪いと言う訳でなく、グラマーが悪い訳でもないけど、忍耐力のない人と会話をするとちゃんと聞いてくれないので、こういう事が起こりえる、と言う事でした。だからホストや先生とは会話が成り立つ訳ですね〜。
多くの人の英語に慣れる事は大切ですが、最初は闇雲に外に出て「会話が伝わらない〜」と悩むよりは話す人を選ぶ事も大切と言う事ですかね。