「きれいな英語」だけが英語じゃない

こんにちは!ブリスベン支店の芽衣です。

現地で生活していて思うことの一つに、「きれいな英語」だけが英語じゃないということをよく実感します。

私はイタリア、コロンビア、ブラジル、香港出身の友人と話す機会が多いですが、話をすると、簡単なはずの内容でも「???」となることがあります。


それは何故かと言うと…アクセント!

日本人も英語を話すときに、日本語的アクセントがありますよね。英語で使われる発音が日本語にないので苦戦するのは当たり前。こればかりは練習が大事です。


例えば‥
・RとLの区別が難しい
・TH 舌の使い方
・カタカナ英語になる(母音が残る)
・抑揚が少ない
・リエゾンが苦手(単語同士をつなげて話す)


日本人もこういった苦手な発音があるように、他国の人たちも同じようにうまく発音できないものがあります。そりゃみんな英語とは違う母国語で生活してきたんだもの‥当たり前ですよね。


例えばイタリア人と話している時に、「モウンタイン」と言っていて

「えっ?wモウンタイン?」と、一瞬【???】モードに入ります。

イタリア語は日本語と似ていて、全ての単語の音に、母音(AEIOU)の発音が入るのが特徴です。

なのでMOUNTAINの発音が、そのままのアルファベット読みで”モウンタイン”になってしまうのです。すごくすごく簡単な単語のはずなのに一瞬分からなくなります。


南米の子たちのアクセントは、もっとスペイン語よりで、香港、台湾の人たちはまた違うし‥

よくインド的アクセントの方から営業の電話がかかってきたりするけれど、私は聞き取るのにとても苦労します。

言葉じゃ説明が難しいので、国によってどれだけ英語の発音って違うの?をなんと一人で実践されてる方の動画を発見したのでシェアしますね。


※4分27秒からがオージーイングリッシュ!

この動画を見ると、英語が母国語の国でもそれぞれ違うアクセントがあること、同じ国でも地方によってもアクセントが違うことに驚きです。



たまにお客様からのお問い合わせで、こんなご質問をいただくことがあります。

「将来英語を使って働きたいと思っています。オーストラリアはオージーイングリッシュというなまりがあるようですが、英語を学ぶのにふさわしい場所でしょうか?」


私の答えは‥

とってもふさわしいです。



オーストラリアは人種のるつぼ。移民国家で、300カ国以上の人たちが仲良く暮らす国です。生活しているとネイティブの英語はもちろんですが、色んな国の英語やアクセントにふれることができます。そして上の動画を見ていただければ分かる通り、どこで英語を勉強したとしてもなにかしらのなまりがある!!


”将来英語を使って働く”としても、相手の国籍は選べません。きれいな発音にばかりに慣れていても実践では苦労すると思います。色んな国のアクセントとコミュニケーションに慣れておくのは、大きなアドバンテージだと思うんです。

現在ローカルカフェでコーヒーヴァンに乗りながら働くお客様は、オーストラリア人の中でも若い男性が話す英語が一番難しいと話してくれました。早くて、スラングがいっぱいで、低いトーン!


高校からメルボルンに約8年いてほぼ完璧なオージーイングリッシュを話す私の姉でさえ、現在働いている企業での会議で、フランス語なまりの英語に苦戦していると言っています。


私がTAFE時代に一番仲良しだったのは、アルゼンチン出身、フランスとスペイン育ちの3ヶ国語を操るかっこいい女の子でした。


彼女は3ヶ国語話すので、それぞれのアクセントが混ざっていて、最初は本当に聞き取りが難しかったです。でも長く一緒に過ごしているうちに、彼女のことがわかる程、彼女が言ってることが目に見えるように分かるようになりました。

アクセントは慣れてくるとだんだん掴めてきて、何を言っているのか分かるようになってきます。その過程に感動しました。一緒に過ごす時間や慣れって大事。

アクセントももちろんですが、彼女が持つバックグラウンドや文化も覗くことができました。



様々な国の言葉や文化を知ることは、視野を広げることと同じだなと思いました。オーストラリアで生活しているとグローバルな視点とは何だろうということも、日常に見えてくるのではないでしょうか。

みなさんにも、早く渡航してもらい、オーストラリアで色んな国を覗いて欲しい、色んな英語を体感して欲しい、そして時間をかけてそれを楽しんでほしい!!と心から思っています。

小林 芽衣 / Kobayashi Mei

「自分のやりたいことを後悔しないようにやろう。」

友人とアテネに飛ぶということだけを決め、世界横断の旅にバックパックを背負い飛び出し、そのままオーストラリア、メルボルンへワーキングホリデーへ。

人の温かさ、自然にときめき、メルボルンでは大好きなアートとコーヒーに囲まれ、毎日何をしようかとワクワクしながら過ごしていました。

語学学校にてケンブリッジ検定試験にチャレンジ、セカンドビザ取得のため多国籍な仲間たちと一緒にファームジョブ。その後オーストラリアを1周し、各都市の魅力を体感しました。


現在はブリスベンオフィスにて豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録No.S618)としてみなさんのサポートをしています。

昨年はTAFE Queenslandにてずっと勉強したかったビジュアルアートを学びました。


世界中から集まる人たちと、日本とはまったく違う環境での生活。きっと自分の”意外な面”を発見できます。きっとその自分は”前より成長した自分”。

そんな自分を見てみませんか?

みなさんにも素敵な経験をしていただけるよう、ワーホリ・留学実体験を踏まえ有用な情報をお伝えしていきます!このカウンセラーに質問する