オーストラリアの台風には名前があります

2月にオーストラリアの北東部に※サイクロン(台風)Marcia(マーシャ)が上陸し、大きな被害をもたらしましたが、この”マーシャ”というのは実は女性の名前なのです。
ニュースでは「....サイクロンマーシャが....。」と言ったように、「サイクロン+人の名前」で呼ぶようになっています。日本では、台風1号、2号...というように毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号として、以後台風の発生順に番号をつけているそうです。<日本気象庁情報から>

by NASA Goddard Photo and Video

ここ、オーストラリアでは1号などの番号ではなく、下記の表にある男女の名前がつけられています。
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AのAnika(アニーカ)から始まって、最後のWallace(ワレース)で終わるサイクルになっていて、サイクロンの発生によって男女交互の名前がつけられているのです。
2月のサイクロンマーシャ(Mから始まる女性の名前)の次はサイクロンネイザン(Nから始まる男性の名前)となるのです。

以前、ケアンズに住んでいた頃、オージーに「そういえば、サイクロンナオミっていうのがきたけど、あれは本当にたちの悪いやつだった。」と言われたのを思い出し、グーグルで調べてみました。
確かにサイクロンナオミというのは過去にあったのですが、なぜ上記のリストにないのかなと思い、更に調べてみると。。。
あるにはあったのですが...。
Tropical Cyclone names retired in the 1990s
Naomi 15 – 18 December 1993–94
サイクロンナオミは90年代にリタイヤされていたのでした。。。(笑)

サイクロンの名前にはスポーツ選手のように”現役”または”引退”もあるというわけでした。

※オーストラリアでは日本でいう台風の事をサイクロンと呼びます。