オージーの粋な考え方

いつものようにラジオを聞きながら通勤してきたのですが、今朝の話題は『ゴールドコーストに在住しているリビーさん家族が不慮の事故に遭われ、小さいお子さんもいて経済的にも困っているので支援をお願いします。』といった内容で、リビーさん家族に寄付の呼びかけをしていたのです。
Australia Dayby marragem

色々な人たちが50ドル、100ドルと寄付していく中で、こんなリスナーからの発言がありました。

「私は野菜をたくさん作っているので、リビーさんの好きな野菜を好きなだけ送りたいと思います。きっとあまり好きでない野菜もあるでしょうから、リビーさんの希望にそうようにしたいです。」

また、ある女性は「私は自分にできるサービスを提供したいと思います。小さいお子さんがいるのでしたら、病院に行ったりするのもきっと大変でしょう。私の携帯に電話してくれたら、リビーさんの家族が必要なときに、必要なところまで私が車で連れていきます。」

寄付するということは、どうしても資金集めと考えがちで、それが簡単にできれば、もちろん大きな力とはなります。
しかし、多額の資金を寄付できなくても、なんとかリビーさんの力になりたい、自分のできる範囲で困っている人たちを助けたいという真摯な気持ち、これが本当のボランティア精神なんだと、オージーの粋なボランティア精神を垣間みたと思った通勤途中の出来事でした。