子供のようにコミュニケーション

今年も休暇を頂いて日本に帰ってきました。
去年はあまり遠出をせず自宅周辺のみの散策となったので、今年は思い切って西の方へ旅行へ行こう、ならばやはり世界遺産・宮島は見ておかないと、ということで広島を中心に、京都・大阪・名古屋に行きました。

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初めて行く広島・宮島はそれはそれは神々しくて素敵な場所だったのですが、同じ位印象的だったのは修学旅行で来ていた小学生たち。
宮島は世界遺産ということもあり、たくさんの外国人旅行者が来ていたのですが、子どもたちは海外からの旅行者を見かけると、「Hello」「How are you?」と日本人の旅行者に声をかけるのと同じように、英語で挨拶をしていました。
子どもたちには英語の壁もないし、恥ずかしさもない。そして目があったら挨拶、日本語でも英語でも。頼もしいなあと感じました。

うちのツレは海外からの旅行者の中では積極的に子どもたちとコミュニケーションを取る方だったので、宮島に向かう船の中では景色を見る間もないほど子どもたちに囲まれて話しかけられていました。
色々なタイプの子どもたちがいましたが、面白いことに英語をとにかく話す子、英語が苦手という子、英検3級をもっている子がいて、みんな話している内容は同じ。
「名前、歳、挨拶。」それなのに、なぜ生徒さんによって英語ができるできないと自分の紹介が変わるのでしょうね。
英検3級だった生徒さんと他の生徒さんとの大きな違いといえば、英検3級の子は話すときに「自信」がありました。しっかり相手の目を見て話すので落ち着いて見えます。やっぱり何事も自信って大切なんだな、と感じたひとときでした。

日本人の英語力に関して、文法に関しては決して低すぎるレベルではないはず。それでも、オーストラリアに来るとみんなとっても自信をなくしてしまい、思い切って話掛ける勇気を失ってしまう方が多いと思います。しかし、昔はみんなこうやって新しく習ったことを実生活で使ってみるのが楽しくて仕方なかったはず。オーストラリアに到着して、英語の自信がなくなりかけてきた自分を見つけたら、子供の頃のことを思い出して見て下さい。

相手が何言ってるのかわからないことや、自分が何言ってるかわからないことも有ると思いますが、何度もチャレンジが英語取得の早道です。頑張っていきましょう!

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する