メルボルン ボトル・缶のリサイクルで換金する

2023年11月より始まったビクトリア州のボトルリサイクル、Victoria's Container Deposit Scheme(CDS Vic)。

換金ポイントにペットボトルや缶を持っていくと、1つ10セントに換金できる仕組みです。

メルボルンの皆さんもこんな建物を見たことがあるかもしれませんが、これが換金ポイントです。

換金対象となるボトルや缶には10Cマークがついています。

ペットボトルや缶のごみがでることがあまりなかったのですが、今回初めて利用してみました。

換金はとても簡単。

①換金ポイントの場所を確認
CDS Vicのウェブサイトから検索ができます。

②タッチパネルを操作してボトルや缶を投入します。

③換金完了!

そのまま換金ポイントに行ってスーパーで使えるバウチャーを発行することもできますし、アプリを事前に入れておき登録した銀行口座へ入金することもできます。

アプリはNorth, East, Westとゾーンが分かれているので、CDS Vicのウェブサイトでご確認ください。

寄付することもでき、アプリで寄付先を検索して設定することもできます。

今回は息子ががんばってボトルを投入していたので、息子のお小遣いにしました(といっても1ドルですが)。

一方で、リサイクルのゴミ出しの日に各家庭にあるゴミ箱をあさって、ペットボトルや缶がないか探す人が出てくる問題も。私も見かけたことはありますが、あまりいい気分はしないですね。

'10 cent warriors': Aussie's angry bin message creates debate over neighbourhood can collectorsとニュースにも取り上げられていました。

こういった問題もありますが、リサイクルのインセンティブにもなっているのでとてもいいシステムだと思います。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する