語学学校でケンブリッジ検定試験にチャレンジした話①

メルボルンオフィスにいると、語学学校を探す方たちに沢山出会います。語学力を伸ばしたい、大学に進みたい。その中でもケンブリッジ英語検定試験に挑戦しようと思っている方にも多く出会います。資格取得に向けて頑張っているお話を聞くと1年前の自分を思い出します。
私もケンブリッジ英語検定(FCE)チャレンジしました。その体験を
"ケンブリッジ英語力検定試験(Cambridge Examination)"を参考にシェアできたらと思います!


ワーホリスタート!語学力を伸ばしたい‼

オーストラリアにワーキングホリデーに行くと決めてから、大まかなプランを日本で考えてみました。
中高大の授業や受験勉強で英語を勉強しましたが、社会人を数年挟み英語力はなまっているはず…さらに今まで海外留学の経験などないので初めての海外生活!となるので語学力を最初にしっかり上げたいと考えました。
語学学校に通うと、インターナショナルな友人作りや生活に関する情報収集が出来る点でもメリットがあると知り、一石二鳥だと語学学校に行くことを決めました。私のワーキングホリデー最初のミッションは学校決めとなったのでした。

当時無知だった私は留学エージェントという便利な存在を知らず自力で調べ、学校に電話をしアポイントを取り、学校見学に行きました。今から思うと、豊富な学校情報を持っている留学エージェントに相談すれば早かったし色んなことをアドバイスをもらえたのになあと思いますが、過去のこと。


ケンブリッジ検定試験って!?

初めて足を運んだ語学学校にドキドキ!行ったのはインパクトイングリッシュカレッジイングリッシュオンリーポリシーという校内では英語しか話せない厳格なルールがあり、生徒たちは母国語を話した場合一日退学になる!という校則がある、というところに惹かれ行ってみました。


日本人学生担当の森さんが校内を案内してくれ、学校のこと、コースのこと、アクティビティのことなど、優しく丁寧に説明をしてくれました。

コースについてはどれにしようか決めていなかったのですが、色々なコース紹介をされるうち、ケンブリッジ検定試験(FCE)の存在を知りました。


自身の英語力の証明になるし、もし取得できれば自分の自信にもつながるかな、と思い、ダメ元でレベルチェックテストを後日受けてみることにしました。

レベルチェックテストに自信はありませんでしたがとりあえず全力で望みました。その時同じ教室で韓国人の男の子が一生懸命問題を解いていました。
"わー、デキそうだな、あの子…。がんがん鉛筆動いてる…"メガネをかけていたからか尻込みました。
試験後短い面接でスピーキング能力を見てもらうと幸運にもコースに入れると診断され、資格取得に向けて頑張ることとなったのでした。


英語漬けの授業がスタート!

FCEコースは約3ヵ月のコース期間中、クラス内の生徒の入れ替わりはありません。同じメンバーで試験本番まで勉強を共にします。コース初日はどんなクラスメイトが集まってるのだろうとワクワク、そしてもうなることはないだろうと思っていた「学生」に自分が戻るということへのちょっとしたワクワクが入り混じっていたように覚えています。
クラスは私を含めた日本、韓国、コロンビア、ブラジル、ハンガリーのミックス12名でした。担任と副担任がついていて、3ヵ月固定で授業をしてくれました。

大変だったけれど授業は面白かったです。オーストラリアに来てから初めの3週間は、生活の準備をしたり、街を散策したりと英語環境にしっかり浸かれていなかったので、英語のみの語学学校の環境はすごく刺激になりました。
なによりずっとクラスメイトが変わらないので、だんだんと同じ試験に臨む者同士、結束が生まれどんどんと仲良くなりました。クラス内だけではなく同じコースの他クラスの子たちとも徐々に友達が増えました。


びりっかすな私。

FCEの試験はこのような形式で行われます。


試験に向けての授業、本当に毎日授業についていくのは必死でした。私は典型的な日本人の”文法に強く話せないタイプ”。大学受験に向けてガッツリ勉強していたものが残っているのが武器で、それが功を奏し滑り込めたFCEコースでしたが、英語のみで行われる授業、進度が早く感じました。南米出身の子たちは文法お構いなしによくしゃべるしゃべる!
毎日の宿題と授業で分からなかった所の復習に時間がかかり、弱点だとは分かっていたのにリスニング、スピーキングの強化ができずに日々が過ぎました。涙。
周りは一般英語コースやエクストリームイングリッシュ(ケンブリッジ試験/IELTS準備コース)でしっかり英語力を固めて来ている子が多く、差を感じます。そんなワケで私はクラスの中でびりっかすでした。
小テストや模擬テストの結果を見ても合格とは程遠く、3ヵ月で間に合うのかな、と完全にとほほ状態でした。



同じ悩みを持つ仲間♡

思ったように話せない!と悩むのは私だけではなく、アジア出身の子たちは同じ悩みを持っていることが多いことがわかりました。どうにかしないと‥と思っていたところ、毎日学校が終わった後、一緒に夕飯を食べて、図書館や夜遅くまで開放されている大学に忍び込んで(!)勉強しているメンバーと仲良くなり、一緒についていくことにしてみました。
※ちなみにコース前のレベルチェックテストでメガネをかけていた男の子はこの図書館メンバーの一人で、後日「すごいデキそうだったからびびってたよ」と話すと「もうあの時全然駄目だー!と思って必死だったよ〜。落ちてたかと思った」と私と同じようなことを思っていて笑ってしまいました。

一緒にいる時間が長くなればなるほどみんなのことがどんどん分かっていきます。それぞれの良いところや性格。みんな修行の身なので完璧ではないけれど、英語であーだこーだと色んな話をして笑ったり、その日習ったイディオムや文法を無理やり?使って会話してみたり。語学学校で出逢った仲間は気の置けない戦友となりました。
「もう今日は全然だめ。勉強したくなーい!みんなとごはんだけ食べて帰る。」なんて甘ったれた宣言をしてもわいわいごはんを食べていると、ちょっとだけ勉強していこうかな、なんて気分になり自然と勉強の流れができました。息抜きに休日や学校帰りに遊びに行ったのもいい思い出です。

試験に向けて不安があってもみんながモチベーションを上げてくれたしいつも励ましてくれたりしました。それはみんなが同じ気持ちでいたからだと思います。


さあ、1ヶ月目にして(遅い!?)さらなるエンジンのついた私!残り2ヵ月で合格点に達するのか!?後半に続く。

後半では具体的にどんな勉強をしたかなどお伝えしていきたいと思います♪

小林 芽衣 / Kobayashi Mei

「自分のやりたいことを後悔しないようにやろう。」

友人とアテネに飛ぶということだけを決め、世界横断の旅にバックパックを背負い飛び出し、そのままオーストラリア、メルボルンへワーキングホリデーへ。

人の温かさ、自然にときめき、メルボルンでは大好きなアートとコーヒーに囲まれ、毎日何をしようかとワクワクしながら過ごしていました。

語学学校にてケンブリッジ検定試験にチャレンジ、セカンドビザ取得のため多国籍な仲間たちと一緒にファームジョブ。その後オーストラリアを1周し、各都市の魅力を体感しました。


現在はブリスベンオフィスにて豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録No.S618)としてみなさんのサポートをしています。

昨年はTAFE Queenslandにてずっと勉強したかったビジュアルアートを学びました。


世界中から集まる人たちと、日本とはまったく違う環境での生活。きっと自分の”意外な面”を発見できます。きっとその自分は”前より成長した自分”。

そんな自分を見てみませんか?

みなさんにも素敵な経験をしていただけるよう、ワーホリ・留学実体験を踏まえ有用な情報をお伝えしていきます!このカウンセラーに質問する