ブリスベンはまだまだ日中半袖で過ごせるほどあたたかいですが、朝晩はぐっと秋めいてきましたよ。
先日、カンガルーポイントの公園を散歩していた時にふと目に飛び込んできた建物、Brisbane Jazz Club。

ブリスベンに渡航してから6年半。初めて見かけてから気になってはいたものの、一度も行ったことがありませんでした。
川沿いにあって最高の立地。見るからに年季の入っている建物の感じ…やはり気になる。
近寄ってよくよく案内を見てみると、わ、今日も明日も明後日もやってるじゃん!!


ということで思い立ったが吉日、予約をして翌日のジャズライブに行ってみることにしました。
Brisbane Jazz Clubってどんなところ?
ブリスベンリバー沿い、カンガルーポイントにひっそりと佇むBrisbane Jazz Club。1972年から50年以上ジャズファンによって愛され続けてきた歴史があり、リバーサイドの絶景とともに本格ジャズを楽しめる老舗名スポット。
ユネスコ親善大使も、当クラブ主催のInternational Jazz Day Festivalを高く評価し、ジャズ界隈では世界的に知られるようになってきているそうです。
演奏のクオリティはもちろん、誰もが気軽にジャズを楽しめる場を作っているという点でも、大きな称賛を受けています!
ワクワクしながら会場へ!
便利な立地
カンガルーポイントはシティからブリスベンリバーを挟んで対面に位置していて、フェリーで簡単に行くことができます。シティ側のフェリーターミナル、Riversideから対岸Holman StreetまではCross River線を使い、5分もかかりません。

そしてHolman Streetからはなんと徒歩10秒の好立地!
景色が最高
演奏開始30分前に受付が開始。続々とお客さんたちが集まってきていました。
足を踏み入れると…その素敵さに目の大きさが2倍くらいになりました。

楽器の後ろにはすぐ大きな窓があり、リバービューになっていました。歴史を感じるレトロな室内。そして外のデックにはすぐに出られるようになっていて、すぐ風を感じることもできます。

絶景のリバー
飲み物はバーで注文。普段はディナーも食べれるようですが、私たちが訪れた日は特別だったようでピザのみの提供でした。
しばらくデックでいい景色とビール、そしてピザを堪能しながら過ごしていると時間はあっという間に過ぎ、演奏開始時刻が近づきます。


改めて室内に戻るとほとんどのテーブルが埋まっていました。
演奏が始まる!
会場に入ってきた演奏者は7名。ピアノ、ウッドベース、ギター、ドラム、トランペット、テナーサックス、サックスの奏者がずらっと並びます。
観客との距離が近く、ワクワク指数がさらに上がります。
ドラムを担当していた彼が、「今日今夜、この会場のみんなを楽しませることを絶対に約束します」と告げると、演奏が開始。
一気にリズムとメロディに引き込まれました。7つの楽器から成される曲はすごい迫力!

すごく複雑なテンポや音階を、息を合わせて弾きこなしていく奏者たちはとってもかっこよく、終始目も耳も離すことができませんでした。
ジャズならではだな〜と思ったのは、演奏中短い会話や目配せをかわしながら、その場の雰囲気に合わせた盛り上げをしているメンバーの姿。
奏者の細かな指遣い、表情なども全て見ることができました。すごい…
全員同時に演奏するダイナミックさや、ソロパートでの惹きつけも圧巻でした!!

そうそう、その夜のライブはNon Profitable event(非営利)で、クイーンズランド州政府の補助も受けて運営されているものでした。
奏者のみなさんはブリスベンのジャズ専門学校で勉強しているという学生バンド。
全く学生だとは思えないレベルの、才能あるとっても素晴らしい演奏を、絶景の中で2時間も楽しめて、チケットはたった25ドル。
美味しいビールとワインも楽しめて、最高の夜となったのでした。
演奏が終わってくつろいでいる奏者たちに「本当に感動したよ〜!ありがとう!!!」と伝え、また絶対行く!!!と心に誓ったのでした。

地元民からもジャズ愛好家からも愛される歴史あるスポット。
とってもおすすめなので、是非音楽が好きな人は、特別な時間を過ごしに行ってみてください♪
Brisbane Jazz Club
PS:ドレスコードについて
Brisbane Jazz Clubにはドレスコードがあり、”スマートカジュアル”です。短パン、ビーチサンダルでは入場できない場合があるため気をつけてください。
男性は軽めのジャケットや、襟付きシャツを着ている方が多かったです。
女性はちょっとしたオシャレ着で行くと良いと思います:)