初めての留学。日本を出発をして、全て日本語ではない環境に遭遇し緊張する場面と言えば、乗り換え、そして入国審査です。
昨年、カンタス航空の成田〜ブリスベン間直行便が就航したこともあり、ブリスベンに渡航をされる方は、ブリスベン国際空港から入国をされる方が非常に多くなりました。

　　　　　　Qantas A380 / Simon_sees

オーストラリアの主要空港には、入国審査に掛かる時間を削減するために、Smart Gateというものが導入されており非常にスムーズになっています！

現在のところ、アデレード、ブリスベン、ケアンズ、ダーウィン、ゴールドコースト、メルボルン、パース、シドニーで導入されています。（1番初めは、2007年ブリスベン空港に導入されたそうです）

SmartGateを使い、飛行機が着陸をしてから実際のところどのくらいで出口まで行くことが出来るか、私の経験よりお伝えをしたいと思います。（入国審査ではカメラが禁止されているので、文章中心でお伝えします。）

私が搭乗をしたのは、成田発ブリスベン行きQF62便。成田空港で機材整備のため遅れて30分遅れての出発でした。そのため、ブリスベン国際空港にも定刻よりも30分遅く到着。

着陸をしたのは午前6時。
飛行機を降り、Duty Freeショップを通過すると、Smart Gateの登場です。
このSmartGateですが、全ての国籍の方が使えるわけではありません。
利用出来る対象は以下の通りです。

・ePassport所持者
・16歳以上の方
・オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、シンガポール、スイス、イギリス、アメリカのパスポート所持者

ePassportとは、ICチップを搭載したパスポート（IC旅券）のことを指します。ICチップには氏名、生年月日、出生地などの基本情報のほかに、顔画像などの生体情報を記録してあるため、SmartGateを利用することが出来ます。

パスポートの表紙にカメラマークが付いていればePassportですが、現在使用出来る日本のパスポートは全てに搭載されております。

SmartGateを利用者向けのePassport Holder用の列がありますので、そちらに並びます。看板の英語がわかりません。。という方は、日本の国旗のマークがついている列に並びましょう。

1.キオスク


パスポートの写真部分を機械に挿入をすると、全て日本語で質問が出てきます。
質問は、結核や犯罪を犯したことがあるか等の簡単な質問です。全ての質問に答え、手続きが終わるとチケットが出てきます。

2.ゲート

キオスクで出てきたチケットを挿入します。床に足のマークがついているので、そこに足を合わせて写真撮影を行います。
何も問題がなければ、再度チケットが出てきます。チケットを受け取るとゲートが開きます。

残念ながら、私はゲートが開き・・・ませんでした。。
日本語で「パスポートの顔写真とは違います」というな文言が出てしまいました。。。

移民局のサイトを調べて見るとこんな一文を発見。
You must try to resemble your passport photograph as much as possible. For example if you are not wearing glasses in your passport photograph, remove your glasses, and if you are not smiling in your passport photograph, do not smile.

出来る限り、パスパートの写真と同じようにしなければいけません。例えば、パスポート写真でメガネを掛けているのであれば、メガネを外さなければいけないですし、パスポートで笑っていないのであれば、笑ってはいけませんと。

私がパスポートの写真を撮った時はどちらかと言うとロングヘア。そして、今回はショートヘア。
パスポートの写真は少し化粧しているけど、今回は化粧をあまりしておらず。。
パスポート写真より少し痩せはしましたが。。。

そんなパスポートの写真と違いはないのに！！！・・と思いつつ、今までと同じ対面での入国審査の列へ。
この時も審査官にじっくり顔の比較をされたので、「メガネ取った方がいいですか？」と質問をしてしまいました。（SmartGateではメガネは外していたのですが）

何も悪いことはしたことはないので、入国が出来ました。
この時点で、午前6時15分前。

入国が出来ると、申告カードの確認をしている方に話掛けられる場合もあります。
私は話掛けられ、申告カードでティックをつけたものに関して質問されました。

今までは、入国をするのに時間が掛かっていましたが、今は入国が出来てからの方が時間が掛かります。預け入れ荷物が出てくるまでに少々時間が掛かります。荷物を受け取ってしまうと気軽にお手洗いにいけないので、自分の荷物を見つける前にお手洗いは済ませておきましょう！

荷物の受け取りができたら、出口はすぐ目の前です。この時点では午前6時30分。
私は申告するものがあったので、申告をする列に並びました。（申告をするものがある人はDeclareへ、申告をするものがない方はNothing to Declareへ）

申告をすると、没収されるのでは？と思う方もいらっしゃいますが、持込めるものでも申告をせずに持ち込むと罰金の対象になる場合もあるので、注意が必要です！

私の際は、他の申告をした人と列に並び、全ての荷物を床に置き、探知犬がニオイを嗅いで何も問題がなかったので、終了、そして外に出ることができました！（申告内容によっては、X線や実物を見せる必要もあります）

この時点で、午前6時35分過ぎ。飛行機着陸から35分で外に出ることが出来ました！
今までは出口まで行くのに、1時間またはそれ以上かかっていましたが、半分まで時間が短縮されました。

余談ですが、SmartGateを利用をすると、入国のスタンプは押されません。もし記念にスタンプが欲しい！という方がいたら、対面の入国審査の列に並びましょう！