オージーの心温まる話

先週の土曜日、ゴールドコーストは午後から急に雨と雷がありました。
本当に悲しい事に落雷に遭い、Kane(ケイン)さんというオージー男性が亡くなられたそうです。Kaneさんは素晴らしい方で、常に優しく、温かく、穏やかで皆から愛される方だったそうです。

今朝、出勤前にHot Tomatoというゴールドコーストのラジオ番組を聞いていたのですが、Kaneさんには9年目の結婚記念日を迎えたばかりの奥さんと、2歳とまだ3ヶ月になったばかりの小さなお子さんが2人いらっしゃるのですが、Kaneさんの家族に募金を集めることをテーマにトークが進められていました。
また、Kaneさんは※ご自宅を改装中だったそうなのですが、”ボランティアでKaneさんの改装中の家を完成させようではないか!”ということで呼びかけたとたん、ランドスケーパー(庭などを作る人)、電気屋さん、建築家、タイル屋さん、木材屋さん、配線関係の仕事の人、塗装屋さんなどの職業の人たちが、次から次へとこのラジオ局に電話して「是非、自分も仲間にいれてほしい。家の改装を無償で手伝わせてほしい!」と言っていました。
また、小さいお子さんがいらっしゃるので、「私はアイロンがけを手伝います。」「お子さんに水泳のレッスンをします。」などの提案もありました。最後にはバニングスというお店(オーストラリアのホームセンター)の人が、お子さんたちに※カービーハウスを建てます!とも言っていました。カービーハウスのサンプル写真はこちら↓
Cubby Palace 33/365/2010
by katiesw1

Kaneさんが落雷でお亡くなりになったのは本当に悲しい出来事でしたが、オージのこの温かいボランティア精神、思いやりの気持ちに感動した朝のラジオのお話でした。

※オーストラリアではオージーが中古の家を買い、自分たちで家の改装したりすることが多いです。
※カービーハウスは映画などでも良く出てきますが、庭に建てる子どもだけの夢のお家のことです。オーストラリアの一般家庭ではお父さんがカービーハウスを建てることがよくあります。