オーストラリアのブタ顔の花

まだ朝晩は寒い日もありますが、春めいてきたメルボルン。

街路樹にも緑がさーっと広がってきており、花々も咲いていますね。

道端に紫っぽい色のきれいな花が地面を覆うように咲いていたので、気になって検索してみると・・・

"Australian Pig Face"

「ん?ブタの顔?」

実際は"Carpobrotus rossii"という名前で、ビーチ沿いなんかによく自生する南オーストラリア原産の植物のようです。バナナボート(Banana Boat)やカルカラ(Karkalla)、シーフィグ(Sea fig:海のイチジク?)等という名前でも呼ばれています。

食用や薬としても利用することができ、先住民のアボリジナルの人々は、火傷、虫刺され、炎症を緩和に使っていたようです(アロエじゃん!)。

ところでなんで「ブタの顔(pig face)」?

調べてみると、「ブタの顔に見えるから」・・・そのまんまじゃん!

でも、私にはどうみてもブタの顔に見えないのですが、皆さん、ブタの顔に見えますか?

Australian Native Plants Societyのページをみると・・・

"The common name of “pigface” which is given to the genus generally is supposed to refer to the resemblance of the flowers to a pig’s face…but a vivid imagination is needed to see the connection!"

「鮮やかな想像力が必要だ!」と書いてあり、ブタの顔としてみるには、かなりのイマジネーションが必要のようです。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する