オーストラリアのシャンプーバートライアル


シャンプーバーが表舞台にで始めたのはここ数年、日本でもシャンプーバーを使う方が増えてきたと思います。私は肌が弱く、スキンケア系はもともと自然派だったので、シャンプーバーは以前より気になっていたものの、オーガニックシャンプーの軋みが苦手でずっと避けてきました。

しかし、ある日突然プラスチックゴミの量に嫌気がさしてしまったことから、シャンプーバーチャレンジをすることにしました。

まずは、一般的なシャンプーバーを使っている方の主な理由について簡単にご案内しておきますね。

シャンプーバーを使ってみようという方は、海の汚れやゴミなどの環境問題が気になる方、スキンケアや食事などのナチュラル派の方が多いですが、調べてみると、ものを増やしたくないミニマリストや持ち運びに便利というトラベラー、経済的(350mlボトルの約3倍使えるそう!)などの理由が多いようです。

シャンプーバーについて、使用感やら何やらいろいろサーチをしてみたのですが、やはり使ってみないとわからないので、まずは手軽なもので試してみようと、シドニーのタウンホールにあるLUSHで購入試してみました。

<LUSH(ラッシュ)>

ショップで店員さんに相談したのですが、店員さんは「何故シャンプーバーを使うのか?」という点から質問がスタート。やはり、どの理由でシャンプーバーにするのかで、説明の重点ポイントやオススメが変わるのでしょうかね。

案内とシャンプーバーに記載されている説明、原料に合わせて下記のAngel Hairを選びました。

商品名:Angel Hair
重さ:55g
値段:15.95ドル
香り:花系
良かった点:泡立ち、(Lushは)種類が豊富、手軽に買える、店員さんの気遣い
残念点:シャンプー中の軋み、原料にSLSやカラーが入っている

Angel Hairを選んだ決め手はローズウォーターとシアバターが入っていたことでしたが、SLSやカラーが入っているのが気になってしまったことと、思ったより使用後の痒みが気になったので、これを元に自分にあったものを再びリサーチしました。

とはいえ、LUSHでは店員さんが好みに合うものや使い方の相談に乗ってくれたり、ヘアコンディショナーのサンプルをくれたり、包装は必要か聞いてくれるなど、様々相談に乗ってくれたので、肌が弱くなく初心者の方は楽しくシャンプーバー生活がスタートできそうです。

トリートメントまで入れれば、普通のシャンプーとほぼ変わりなし、むしろ乾かした後は「ちょっとなめらかな手触りかも」という感じです。

---
痒み問題なのですが、一通り全てのシャンプーバーを試した後、「軋みのためよくシャンプーが落ちてなかったのかも」と思い、シャンプー後にトリートメントを付けて再度しっかり時間をかけて洗い落としたら、かゆみはだいぶ落ち着きました。
---

サーチの結果、LUSH以外で、日本、オーストラリアともに人気があるのはニュージーランドのエティーク。そして、オーストラリアのものでは、The Australian Natural Soap Company、Nue bar、Shampoo With A Purposeなどが上がりました。

せっかくオーストラリアにいるので、オーストラリアのもので、良かったらお土産にも持って帰れるようなシャンプーバーをと思い、2つピックアップして試してみました。

私が購入したサイトは<Go for Zero>というサイト。
こちらには、他のサイトよりちょっと変わったShampoo barが揃っていてオススメです。

Go for Zero Website


<Shampoo With A Purpose>

商品名:THE O.G.
重さ:40g
値段:5ドル
香り:ミルク系
良かった点:香り、お試しサイズがある、シャンプーとトリートメントが1つに、原料
残念点:乾くまでは軋みが気になる

香りがうすーいミルク系の自然な香りで安心感があります。サイズが小さいので泡立て易く、直接髪につけても大丈夫でした。また一度でシャンプー完了なので時短だったのはラッキーでした。

気になる軋みはシャンプー後はありましたが、気になるのはドライヤー時。完全に乾けば普通のシャンプーと同じでした。また、しっかり流せたので、痒みは感じませんでした。使い続けていると少し重い感じがしてきたので、そのときは一度普通のシャンプーをすれば解消しました。

<Beauty And The Bees>

商品名:Tasmanian Apple Cider Hair Tonic Shampoo BarApple Silk Clarifying Rinse
重さ:120g、40g(リンス)
値段:14.95ドル、14.50ドル(リンス)
香り:ラベンダー系
良かった点:オーストラリアの限定感、原料、大容量でお得、香り
残念点:乾くまでは軋みが気になる、溶けやすい、トリートメントづくりが手間

なんと言っても大きなソープなので、、カットして使用しました。ラベンダーの香りも良いし泡立ちもよく、使用感は良かったですが、トリートメントは粉状のものが缶にはいっているので、作るのが少し手間ではあります。ただ、2Lに対し、スプーン1/4で良いので、かなりのお得感です。

シャンプーバーは溶けやすいので、あまり湿気のあるときはバスルーム外で保管したほうが良いかもしれません。

<結果>
ということで、今回のトライアル、私の一番のオススメはTHE O.G.でした。サイズも値段もお手頃で、現時点で30回位は使っていますが、サイズはまだ半分減ったかな?くらいです。心配していたソープディッシュでの溶解も、特別な扱いをせずとも問題は全くありませんでした。

シャンプーバーがいつものシャンプーと大きく違う点は、香りの持続時間と乾くまでの軋み感。香りすぐに飛ぶのでお好みですが、軋み感については、乾いてしまえば一般のシャンプーとあまり変わりありません。気になる場合は、ほんの少しトリートメントをつけてみれば、かなりスムーズになります。シャンプーについての考え方が変わりました!

シャンプーバー、痒みもないですし、意外と良いです。ちょっと気になっているという方は、是非是非、試してみてくださいね。

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する