【2027年最新】オーストラリア留学の目安人数発表!大学・専門学校への影響と対策

1. 2027年オーストラリア留学生の上限枠(NOSCs)とは?

オーストラリア政府は、教育の質維持と住宅不足対策等として、2025年より教育機関ごとに年間の留学生受け入れ上限目安(NOSCs:New Overseas Student Commencements)を設定しています。

2027年は全体で295,000人の枠が設定されました。主要なトップ8大学(Group of 8:Go8)の割り当て人数は以下の通りで、2026年と同数が維持されています。
アデレード大学 7,350人
オーストラリア国立大学 3,750人
モナッシュ大学 11,300人
メルボルン大学 10,500人
ニューサウスウェールズ大学 10,350人
クイーンズランド大学 8,050人
シドニー大学 11,900人
西オーストラリア大学 3,550人

2. 留学生が注意すべき「大臣令(MD115)」と学生ビザ審査の優先度

これはあくまでも目安人数であり、教育機関は目安人数を超えて留学生の受け入れも可能です。

この人数制限において最も影響を受けるのは「学生ビザの審査スピード」です。オーストラリア政府の大臣令「MD115」に基づき、大学が目安人数に対してどの程度留学生を受け入れているかによって、ビザ審査の優先度(Priority)が分類されます。

・Priority 1(最優先):上限目安の80%未満
・Priority 2(優先度低):上限目安の80%〜114%(審査に2ヶ月以上かかることも)
・Priority 3(後回し):上限目安の115%以上

特に「7月入学」を目指す方は要注意です!

人気大学(Go8など)や2月入学者の時点で枠の80%近くに達してしまうケースもあり、7月入学者向けのビザ申請期にはPriority 2へ格下げされる傾向があります。

※なお、州立の専門学校TAFEはこの目安人数割り当てから免除されており、常にPriority 1で審査されます。専門学校で影響を受けるのは主に私立の専門学校(VET)となります。

3. 2027年進学希望者が取るべき3つのアクション

1. 希望大学・コースの空き枠状況を早めに確認する
2. 2027年7月入学希望者の出願時期やオファー受諾時期を確認する
3. スケジュールによっては、他地域の大学を含めた「ビザリスクの少ない併願プラン」も検討する

特に7月入学をお考えの方は、どのようなスケジュールで動けばよいか、オーストラリア留学センターの担当カウンセラーとご相談ください。

2027年の留学生割り当て人数詳細ははこちらをご参照ください。
Indicative Allocations for Higher Education New Overseas Students Commencements 2027
VET provider allocations for new overseas student commencements

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する