この時期よくご相談頂くことが、タイトルに書きました「日本の大学受験後でもオーストラリアの大学進学は間に合いますか?」です。
結論を言うと、「間に合います」
■入学時期
オーストラリアの大学は、2月と7月、年2回入学が基本です。多くの場合、オーストラリアの大学へ進学をするには、大学準備コースのファウンデーションを経由して大学1年入学、または専門学校相当のディプロマコースから大学2年編入といった進路を取ります。
ファウンデーションやディプロマも、2月と8月や、2月、6月、10月の年3回入学等、複数の入学日が設定されています。
例えば、日本の大学の合否が出て3月に出願をしたとしても、6月のディプロマに入学をすることができます。
■入試がない
オーストラリアの大学は、入試がありません。高校の成績と英語力で合否判定を出すことができるので、いつまでに出願をして、センター試験を受けて、一般入試を受けて、とった流れではありません。
必要書類をそろえて出願をすれば、合否がわかります。
この日に試験を受けなければならない、ということがないので、例えば、日本の大学受験後、色々と悩まれて4月や5月にオーストラリアの大学に出願をした場合でも、7月や8月の入学を目指すことができます。
※一部コースでは、作品の提出やオーディションが必要であったり、インタビューが課されることがあります。
■進学プランの立て方
実際にオーストラリアの大学の進学プランを立てる場合、合否判定に直結する、高校の成績と英語力が重要になります。高校の成績
高校の成績によって、どちらの大学を目指すことができそうか、そして、どういった進学方法が取れるかが決まります。
高校の成績が優秀であれば、メルボルン大学やクイーンズランド大学といったトップ大学を狙うこともできます。トップ大学はファウンデーション経由で進学をすることが一般的ですが、西オーストラリア大学はビジネスや理工系の一部専攻で、ディプロマからの2年編入もできます。
高校の成績に自信がない場合、トップ大学は難しくても、他の大学で何かしらの進学の道をつくることができます。
英語力
オーストラリアの大学進学には、IELTS(アカデミック)やTOEFL iBT、PTE Academic等を、英語力証明として使うことができます。
それぞれの大学で英語力基準が定められており、IELTS等で基準をクリアできない場合は、付属・提携の語学学校で英語を勉強する方法もあります。
付属・提携語学学校では、進学用のコースが開講されています。進学用コースをクリアすることで、大学の英語力条件を満たすことができます。
語学学校の就学期間は英語力によって決まるので、まずは一度IELTS等を受けて頂くか、語学学校のレベルチェックテストを受けて、英語力の確認を行います。
語学学校の就学期間の判定を出して、大学入学日から逆算をして語学学校開始日を決まることになります。
オーストラリアの大学進学は、日本の大学進学よりもフレキシブルです。
日本の大学受験後からの動き出しでも、オーストラリアの大学進学は間に合いますので、まずは日本の受験をがんばって頂ければと思います。