オーストラリアの小麦粉を使ってみよう

日本での唯一の花嫁修業?として通ったのがパン教室でした。
そして、こちらに来ても当たり前のようにあると思った日本と同じタイプの小麦粉。
(つまり薄力粉、強力粉という区分で)


Ingredients for Corn Fritters / Gavin Tapp


ただ、スーパーで並ぶ、Flourのパッケージを手に持ち固まったあの日。
「どれが、強力粉なのか分からない...(辞書には strong flourが強力粉って書いてあるのに)」

と既に、唯一の花嫁修業の成果を放棄しかけた私ですが、やっぱりオーストラリアの小麦粉を使ってみようと思い立ち。ちょこちょこお菓子やパン作りを開始。(ハマるとやり続けるんですが、ちょっとしたら飽きるのでパン作りは不定期です。ちなみに温度と湿度の調整の関係で発酵が難しくなる真夏も少し休憩気味)

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※これが最初のほうに作ったブルーベリークリームチーズパン。(気合十分)

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※次にチャレンジ、こちらで人気のヘーゼルナッツクリームNuttelaを入れたパン(Nuttelaが飛び出し気味。ちなみに気分が乗ったので2種の形に成形)

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※そして最近作ったチョコチップスコーン。(混ぜてカットするだけ)

この手のかけ具合の変遷はさておき。
(最近はもっぱら日本から持参のホームベーカリーも使ってます)

本日の本題です。
日本で売っている小麦粉の代表としては、薄力粉、中力粉、強力粉。
その違いはたんぱく質(グルテン)の含有量です。
日本の小麦粉のパッケージの表示でプロテインが100g中何g含まれているかを見ると解るらしいんですが、日本では薄力粉6~9%、中力粉9~11%、強力粉11~13.5%くらいとのこと。

オーストラリアで買える小麦粉の代表を挙げてみます。

Plain Flour

いわゆる中力粉。日本で言うと、うどんや餃子の皮などにも使えます。

Self-Raising Flour

ベーキングパウダーが入った中力粉といった感じ。
基本は小麦粉100gに対してベーキングパウダー小さじ1程度(約3g程度)のようです。
ケーキとか焼くときはこれを使ってもOK。ただ感触としてはもっちりになるのでパウンドケーキなんかに適しています。

Baker Flour

これが、いわゆる強力粉です。

Gluten Free Flour

日本ではアレルギー対策なんかで使われているグルテンの一切入っていない粉。
日本でいう薄力粉を使いたい場合、これを調合するとよいです。

つまり、ケーキやお菓子用に使える小麦粉にするために、Plain flourに入れて自分で調整です♪

例えば、100gのPlain flourに、Gluten Free Flourや片栗粉、コーンスターチなどグルテンの入っていない粉を30〜40g位入れると、薄力粉として使えるので、ケーキなどのスポンジに使ってもふわふわな仕上がりに。
自分で調合するのは少し大変ですが、慣れると逆に柔らかめや固め、といった自分好みな感じに調整できていい感じです。

ちなみに写真の一番下の、最近作ったチョコレートチップスコーン(スタバ風味)のレシピをご紹介して終わります。

【用意するもの】
Plain flour 80gにGluten freeを20g(これで柔らかめになります)
ベーキングパウダー 小1(市販のものでOK)
Extra virgin oil 大さじ1.5(オリーブオイル、Grape seed oilなど何でもOK)
砂糖 大さじ1
牛乳 40cc
板チョコ 好きなだけ

ちなみにこれで小さめ8欠片できる量です。

【作り方】
オーブンを200度に余熱します。
ボウルに小麦粉と、ベーキングパウダーを入れてまぜまぜ。
その後、砂糖とオイルを入れて混ぜ、最後にチョコを入れてさっと混ぜます。
ある程度まとまったら、牛乳を少しずつ入れて混ぜて、まとまったら手で少しこねる。
そして、台に円形に広げて、好みの大きさに切ってから、オーブンで12〜13分焼いて完成!

発酵もなく混ぜるだけでお手軽スコーンの完成です。
パースにはスタバがないので、これとコーヒーでスタバ気分を味わう週末でした。