オーストラリアの首都 キャンベラを行く パート2

オーストラリアの首都、キャンベラ紀行パート2。
パート1はこちらから。

首都のためにつくられた小さな都市なので、シドニーやメルボルンのような活気のある雰囲気はありませんが、落ち着いた文化都市といった様相を呈しています。

特に文化施設関連は充実しており、かなり見ごたえがあり、オーストラリアにいる間にチャンスがあればぜひ足を運んで頂きたい場所です。

1つの文化施設でもじっくり回ると1日はかかるような規模ですが、今回は時間がなかったので急ぎ足で、オーストラリア国立博物館(National Museum of Australia)と、オーストラリア戦争記念館(War Memorial)の2つへ行ってきました。

オーストラリア国立博物館

オーストラリアの歴史や文化、環境等を学べる博物館で、先住民のアボリジニー、ヨーロッパからの入植から現代、オーストラリアの動植物等、過去から現代の「オーストラリア」を丸ごと知ることができる博物館です。

常設展と特別展があり、常設展は「First Australians」「Journeys」「Lag/Meta/Aus」「Landmarks」「One New Land」5つのコーナーがあり、入場は嬉しい無料です(でも気持ちの募金はしておきましょう)。

各都市がどのように発展してきたのかの展示もあり、「オーストラリア」について勉強になります。

戦争記念館

そして、次は、こちらも一見の価値あり、戦争記念館。こちらも入場は無料となっており、オーストラリアはこういった文化施設に気軽に入れるところがいいところ。

戦争記念館では、第一次世界大戦から現代まで、オーストラリアが参戦した戦争について、展示物、映像、ジオラマ等で学ぶことができます。
戦争ドキュメンタリー等も上映されており、とても1日で回れるボリュームではありません。
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、オーストラリアは第二次世界大戦時、日本と戦争状態でした。特にこれまでの歴史上、オーストラリア本土を空爆したのは日本のみです。今は日本とオーストラリアは友好国ですが、戦争中のことを知っておくことも大切かと思います。
そして、現代の戦争へ・・・。
写真ではちょっとわかりづらいですが、戦争記念館からさえぎるものなく国会議事堂を見通すことができます。戦争記念館、内容盛りだくさんで疲れる方もいると思うので、外に出たら奇麗な景色、併設のカフェ・レストランで休息をとって下さい。
文化施設が充実するキャンベラ、シドニーからバスで3時間半、メルボルンから飛行機で1時間程で行けますので、機会があればぜひキャンベラまで足を運んでみてください!

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する