「他人」という言葉が似合わない

こんにちは!ブリスベン支店の芽衣です:)

今週も楽しい1週間にしましょうね♡


さてさて、こちらに来て2ヶ月が経ちますが、オーストラリアが大好きだ〜!と思う瞬間、それは些細な時に頻繁にやってきます。道端で、カフェで、学校で…。

色〜んな場所でそれを思うのですが、ほぼ毎度それを思うのは‥公共交通機関内です♪




■挨拶とありがとうが当たり前

バスに乗る時、運転手さんは必ず”G'morning” ”Hi, how are you?” などと声をかけてくれます。無言のことはまずありません。”ごめんね、待たせたね”と気遣いの言葉を付け加えてくれる人もいます。


先日感動したのは一人ひとりに”G'morning Lady/ Gents”と丁寧に声がけをしていた運転手さん。笑顔での挨拶に元気をもらいました。その運転手さんは降りる人たちにも朝の忙しい時間帯にもかかわらず”Have a g'day!"と後方に向かって声をかけていました。素敵…♡あなたのおかげでG'dayよ!と伝えたかった‥。


降りる人たちはほぼみんな”Thank you!"と大きな声で運転手さんに伝えます。

運転手さんと乗客がおしゃべりしているのも、たまに見かけます。他の乗客も加わって会話の輪が広がったりすると「修学旅行みたいw」と、こっちまで笑顔になっちゃいます。

このバスの挨拶文化は、本当に爽やかで、ラフで、温かいな〜と思うんです。朝は元気もらえるし、帰宅時はほっとします。

(日本もこうなったら良いな〜!と、私は日本でバスに乗る時このオーストラリア式挨拶続けてますよ。笑)



■ふわっと始まる会話

先日通学のため電車に乗り込んだ時のこと。席に座ると目の前の女性がニコニコしてきました。私も笑顔を返すと彼女は足をトントンと動かす。
視線を落とすとお揃いのブーツを履いている!


そこから、「ねえ、同じだねーっ!」と盛り上がりました。そこから降りる駅まで、他愛もない話をしてお別れをしました。

オーストラリアでは、街なかの人と急に会話が始まることが本当に多いです。何か会話開始のトリガーになるかは分からないからまた面白い。でもそれがとっても心地良くて大好きです。

最近は、タイミングがあれば私も自分から小さな会話を始めたりするようになってきました。オススメはバス停です。バスが来るまでの時間みんな暇なので、目があって笑顔の人がいたら”今日いい天気ですねー!”とか、”バスなかなか来ないですね〜”からスタートしてみると楽しいかもしれないです。(英語の練習にもなるし)もし会話が続いたら最高!会話がストップしても全然OK!



■乗客一同ほっこり

これまた通学中の電車での出来事。老夫婦のおばあちゃんが斜向いに座っていた家族の小さな娘さんとニコニコ笑顔を交わしていました。そんなことは良くある話なのですが、おばあちゃんが女の子にゆっくり話しかけます。

「ゴールドコーストに行くの?」

アジア人の女の子はまだ英語がよくわからない様子でしたが、ゴールドコーストという単語が拾えたようで、ちょっと恥ずかしがりながらコクリと頷きます。

「いまいくつなの?」
「?」
「いま、何歳?(ゆっくり)」
「8」
「あらぁ〜そうなの。じゃあおばあちゃんは何歳だと思う?」
「?」
「(指でジェスチャーを送りながら)私は、75歳。すごいでしょ、もうたくさん生きてるのよ。」
「ふふっ」
「お名前は?」
「エイミー」
「まあ、なんて美しい名前。素敵ねぇ」

女の子が分からない様子を見せても、ゆーっくり身振り手振り、笑顔で話しかけるおばあちゃん。だんだん女の子の緊張が溶けて笑顔になっていくのが見ていて分かりました。そしてふと周りの乗客に目をやると、みんなその絶妙な、可愛いやりとりを見てニコニコしているのです。

そして電車を降りる乗客の数人はエイミーとおばあちゃんに声をかけて出ていきました。

なんてPEACE!


オーストラリアでは、たまたま出逢った人と目があったら笑顔や挨拶をかけあったり、偶然隣にいた人とちょっとした会話を楽しんだりは普通のこと。

家族・友達でなくても、少しヒンヤリとした「他人」というワードはなんだか似合わないなと思います。人と人が近くて、隣人を愛せる人がいっぱいいます。そんな人たちに囲まれていると、こちらまで心が、あったかく優しくなるんです。それが私がオーストラリアが大好きな理由の一つです。

小林 芽衣 / Kobayashi Mei

「自分のやりたいことを後悔しないようにやろう。」

友人とアテネに飛ぶということだけを決め、世界横断の旅にバックパックを背負い飛び出し、そのままオーストラリア、メルボルンへワーキングホリデーへ。

人の温かさ、自然にときめき、メルボルンでは大好きなアートとコーヒーに囲まれ、毎日何をしようかとワクワクしながら過ごしていました。

語学学校にてケンブリッジ検定試験にチャレンジ、セカンドビザ取得のため多国籍な仲間たちと一緒にファームジョブ。その後オーストラリアを1周し、各都市の魅力を体感しました。


現在はブリスベンオフィスにて豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録No.S618)としてみなさんのサポートをしています。

昨年はTAFE Queenslandにてずっと勉強したかったビジュアルアートを学びました。


世界中から集まる人たちと、日本とはまったく違う環境での生活。きっと自分の”意外な面”を発見できます。きっとその自分は”前より成長した自分”。

そんな自分を見てみませんか?

みなさんにも素敵な経験をしていただけるよう、ワーホリ・留学実体験を踏まえ有用な情報をお伝えしていきます!このカウンセラーに質問する