他社との見積もり比較するときの確認ポイント

留学を検討されている方は、いくつかの留学エージェントに相談をして、見積もりをもらい比較されることも多いと思います。
弊社でもカウンセリングさせて頂いている中で、他社で1年留学するのにこんなに費用がかかると言われたのですが、そういうものでしょうか、とご質問頂いたり、金額を比較したいから見積もりをもらえますか、とご依頼頂くことがあります。
他社様からの見積もりを確認をしてほしいということでお送り頂くこともあるのですが、今でも「なんだこの見積りは!?」と私たちが(驚きを)感じるようなお見積りを出していらっしゃるエージェントさんも残念ながらいらっしゃいます。
今回は見積もり比較する際のポイントをご紹介します。

①サポート費用
弊社は学校から運営費を頂いており、それでじゅうぶん会社の経営ができていますから、お客様からサポート費用は一切頂いておりません。
「無料エージェント」でお探し頂くと、そういったエージェントさんは複数ありますので、確認してみてください。
弊社からしますと、サポート費用として何十万もお支払い頂くのは非常にもったいないと思います。
その分みなさんの現地での生活費に回して頂いたほうがよりご準備頂いた資金を有効にお使い頂けると考えています。
サポート費用が発生するケースとしては、例えば、現地にオフィスがないためどこかの留学エージェントや旅行会社と提携している、会社の運営で人件費やオフィス維持費であったり広告などを出すことなどにより、学校から頂いている運営費だけでは経営できないためお客様からサポート費として頂いている、などがあるかと思います。
サポート費用が有料になっている場合、「本当にそれを支払う価値をご自身が感じらる内容かどうか」はご確認頂いたほうがよいかと思います。

②為替レート
弊社では、「お客様が利用されている銀行にてお支払い頂くその日の為替レート」を適用し、海外送金(もしくはクレジットカード決済)でお支払い頂いています。
エージェントさんによってはオーストラリアに銀行口座がないため、日本円のお支払いのみに対応し、お見積りの時点で日本円のみで記載している場合もあります。そして、為替レートが実際のレートではなく社内レート(その会社が独自に設定している為替レート)になっているところもあります。
みなさん普段あまり為替レートを見ることはないと思いますが、ご参考までに下記大手銀行の本日の為替レート表ですので、参考にしてみてください。

▼三菱UFJ銀行
TTS(円→外貨)の列を確認してください。
https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/list_j/kinri/kawase.html

まず、オーストラリアの学校からの請求書は、当たり前ですがオーストラリアにあるので豪ドルで記載されています。
ですから、仮にそのエージェントさんがオーストラリアに銀行口座を持っていなくても、学校からの請求費用お客様にお伝えするためには、お見積りも豪ドルでの記載があるのが正しい姿だと思いますし、日本円でいくらになるかというのは見積もり上で、「為替レートは●●円で換算しています」と記載すればよいだけだと思います。

(ちなみに弊社では請求書をお送りさせて頂く際、学校からの請求書と弊社からの日本語の請求書をお送りしており、もちろん金額は同じです。)

また、社内レートに関しては、会社側が損をしないために、実際の為替レートより高く設定されているケースがほとんどですので、お気を付けください。
実際に最近他社様の見積もりをお送り頂いたお客様で、1ドル78円の時に、社内レートで1ドル92円で換算されていたケースがありました。
例えばですが、同じ5000ドルでも、1ドル80円で換算の場合40万円ですが、1ドル92円ですと46万円になります。つまり本来払う必要のない6万円が実は上乗せされているということになります。

③送金手数料
海外送金には、送金時の手数料と着金時の手数料の2つがあります。
これは弊社でもお客様にご負担をお願いさせて頂いておりますが、送金手数料については、ネット系の銀行であれば2000~3000円ほど、メガバンクなどでは5000~7000円ほどになるかと思います。
エージェントさんによっては、自社で送金手数料を固定で決めているところもあるようですが、損をしないためには、みなさんがご利用されている銀行にお尋ね頂くのが一番よいです。
弊社の場合、送金手数料は弊社へはお支払い頂いておらず、皆さんがお支払いされる際に銀行さんが提示される金額をその場でお支払い頂いております。

送金手数料は上記お伝えした通りですが、着金手数料は弊社では、各社が指定している通り、ゆうちょ銀行の場合15ドル(1200円ほど)、新生銀行の場合24ドル(2000円ほど)、それ以外の銀行からの場合25ドル(2000円ほど)もしくは銀行さんが指定される金額、のいずれかになります。
着金手数料も、エージェントさんによって固定で設定されているところ、あるいは海外送金手数料として送金手数料と着金手数料分を合わせて記載されているところと様々ですので、まずはご自身の利用されている銀行にて海外送金の場合の手数料を確認頂くとよいと思います。

④ビザ申請代行料
エージェントさんによっては申請代行として、数万円程度を見積もっておられるところもあるかと思います。
まず、お伝えすべきこととして、弊社に関しては、お客様に日本語の申請マニュアルをお渡ししていて、それに沿ってご自身で申請をお願いしております。
英語ができない方でもマニュアルを見ながらであればご自身でやって頂けますし、こちらの費用も本来は不要かと思います。
もちろんマニュアルで不明な点があったり、入力中に質問が出てきた場合は、弊社もアドバイスをさせて頂いておりますので、その点はご安心ください。
また、弊社を利用したいけれど、どうしてもビザ申請の代行をお願いしたいという方には、弊社よりオーストラリアの査証課(ビザを審査する部門)で勤務されていた方が経営しているビザエージェントさんをご紹介させて頂いております。

以上が主なポイントです。
もし、他社のこの見積りはどうなのかな、会社によって全然金額が違う、など、ご不安な方は一度ご相談くださいね。
また下記もご参考くださいませ。

▼留学エージェントの比較ポイント(記事)
https://www.wavenetwork.com.au/select-ryugaku-agent.html

泉 紗矢香 / Sayaka Izumi

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 M144)。ゴールドコースト在住。大学在学中に留学を経験し、新卒で楽天株式会社に入社。ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリアを飛び回る。仕事を通して自身の留学が人生や将来の仕事を考える大きなきっかけになったことを再認識し、「より多くの人が、留学を通して英語力を磨き、視野を広げ、豊かな人生を送れるようサポートしたい」という思いから、留学業界へ転職。このカウンセラーに質問する