アデレードの年越しカウントダウン

皆さま、明けましておめでとうございます。新年いかがお過ごしでしょうか。

日本の年越しというと年越しそばを食べ、紅白を見て家族と一緒に家でゆっくりとする習慣が強いと思いますが、オーストラリアは違います!

オーストラリアでの年越しは2度目ですが、日本のような年末のしんみりとした切なさや、お正月の厳かさはあまり感じません。それよりも真夏の爽やかな気候の中、美しいビーチにて大量の花火でお祝いする、ハッピーな雰囲気に包まれる特別な年越しを経験してきました。オーストラリア人にとって年越しは家族というよりも、お友達と連れ立って"楽しむ"ものだそうです。

アデレードではカウントダウンスポットがいくつかありますが、中でもメインなのは、シティ中心地にあるエルダーパークか、グレネルグビーチかのどちらかです。どちらの会場もステージが用意されており、待ち時間中に楽しめるライブパフォーマンスがあります。

私は普段から大好きでよく訪れているグレネルグビーチにて、友達をお誘いして年越しすることにしました。

それでは大晦日の私の過ごし方を紹介します。

15:00 ホームパーティ
今回は友達が友達を誘ってくるパターンが多く、合計25名参加してくれました。参加者同士初対面という子たちも多かったのでお互いに仲良くなるため、顔合わせとして家でプレパーティを企画。と言っても食べ物飲み物は各自持ち寄り制にしていたので、ホストとして準備は楽です。
もし中だるみが心配な時にはトランプ、UNO、ジェスチャーゲームさえ用意しておけば、何とかなります!


18:00 グレネルグビーチへ移動
普段はシティから車で30分の距離でも、車だと混み合うのでトラムを利用することに。ちなみに大晦日は18時以降トラム、バス、電車全ての公共交通機関の運賃が無料になります。


19:00 グレネルグのレストランにてディナー
私は3週間前から予約していました。特に混み合う時期なので、人数把握と時間は正確に。ちなみに普段なら一人ずつ別に会計ができるのですが、大晦日は忙しいので受け付けられないということでしたから、幹事さんは事前にお金の徴収をしておくとスムーズです。


21:00 グレネルグビーチへ移動
レストランから徒歩5分のビーチに移動すると、既に花火が上がる桟橋周辺は混雑しています。しかしビーチまで降り立つと全然混んでおりません。25名分十分に場所を確保できました。


21:30 最初の花火
花火は21:30の子供向けのものと、カウントダウンの2回打ち上げられます。これだけでも満足できるくらいの迫力です。


21:35  ビーチでゆっくり + 周辺散策
ビーチマットを敷き皆で星を眺めながら話したり、ビーチ手前のステージのライブ演奏を見に行ったり、そこで踊り出す人たちも。周辺のバーやレストランもまだ空いているので、各々ゆっくり1年最後の時間を過ごします。


0:00 カウントダウン
ステージからコールが響き渡り、ビーチにいる全員でカウントダウンです。年明けと同時に桟橋から大量の花火が上がります。


0:30   ステージのライブ演奏が終了
この後、帰りのバス、トラムは大変混み合いましたが、臨時バスも数多く来てくれたので待ち時間30分程で乗れました。この日はアデレードの公共交通機関は全て翌朝まで無料です。混み合いますが、くれぐれも無理して歩いて帰ったり飲酒運転等しないようにしてくださいね。


大量の花火でお祝いした後は、"Happy New Year"だけではなく"Hope you have a great year"と、相手の1年の幸せを祈って、集まってくれた全員に声をかけ、全員とハグし合うという文化がとても素敵だと思いますし、その一員としてアデレードの地に立てていることに感謝が尽きない時間となりました。
その年に奇跡的に出会うことができた、世界中のお友達に囲まれて、アデレードで一番好きな場所で祝福し合う年明けは、一生消えることのない思い出です。

オーストラリアで年越しをする際は、是非その1年でできたお友達を連れ立ってハッピーなオージー流で楽しんでくださいね。

中村 文美 / ayamin

受験勉強の反動で不毛な大学1年生を送ってしまった私は、何か自分を変えたいと思い大学2年初の海外で短期カナダ留学へ。そこで世界の広さを知った私は4年でオーストラリアでワーホリ、帰国後は日本の大手留学会社にてカウンセラーとして勤務。4年後にはヨーロッパで就労後、帰国後カウンセラーとして復帰。今は大好きなオーストラリアで日々勉強中です!このカウンセラーに質問する