ここ1週間ほどシドニーは良い天気が続いています。
その前の週は雨が続いていたので、束の間の貴重な冬の日差しを浴びながら、先週の日曜日は一日中庭で家庭菜園の世話をしていました。
以前、オーストラリア全体がロックダウンとなった3月下旬に本格的に家庭菜園を整え始めて早3ヶ月、庭の野菜が少しづつ育ってきています。
▼トマト
実が赤くなるのが先か、ブッシューターキーに食べられるのが先か…といったところです。

▼シルバービート
ほうれん草の仲間で、ほうれん草より栄養価が高く鉄分が豊富。ほうれん草より茎が太く苦味がやや強いので、茹でてアイオリソース(にんにく風味のマヨネーズ)にディップして食べておやつに。葉の部分はグラタン、味噌汁など幅広く使えます。

▼イングリッシュ・スピナッチ
日本でよく見るタイプのほうれん草。先週ポットから植え替えたばかりなので食べ頃はもう少し先です。

そしてもともと庭にあったオレンジとレモンの木は収穫シーズンを迎えています。


そして、この日は、冬の強すぎない日差しの下で土を触りながら、家のオーナーのオージー夫婦と他愛もないおしゃべりを楽しみました。
オーナーの奥さん:「あと少しで70歳になるから肺炎球菌ワクチンが無料で受けられるの。年取ると良いこともあるのよ。」
私:「へー!いつ病院行くの?バースデーパーティーもしなくちゃね!ケーキは何が良いかな。やっぱりチョコレートケーキかな♡」
オーナーの奥さん:「昨日はチキン(旦那さんのことを奥さんは愛嬌を込めていつもこのように呼びます。)と喧嘩したのよ。私が作って冷蔵庫に入れておいたケーキを全部食べちゃうんだから。来週息子夫婦がキャンベラから帰ってきた時に食べさせようと思ってリキュールをたくさん入れて日持ちするように作ったケーキだったのに。」
私:「えー!そうなの!?でも余程美味しかったんじゃない?そう言えば、この前お父さんが鼻にジャム付けながらバルコニーで何か食べてたのを見たよ。もしかしてそのケーキって…」
真面目に庭仕事をしているオーナーの旦那さんを横目に、土を触りながらのガールズトークはお茶休憩を挟んで夕暮れまで続きました。

都会のイメージがあるシドニーですが、シティ中心部からバスで約20分離れるだけで、シティの賑やかさを忘れ、ゆっくりと過ぎていく休日を楽しむことができます。
そして、機会があったら、是非ホームステイ先やシェアハウスの庭仕事を手伝ってみてくださいね。太陽の下で何か作業をしながらの会話は、家の中での会話よりも、ぐっと人と人との距離を縮めてくれるかもしれません:)