ワイナリー巡りに「車」で行くなら スマートに!

こんにちは、アデレードオフィスの齊藤 新(さいとう あらた)です。

アデレードを州都とする 南オーストラリア州は オーストラリア最大のワイン産地で、素晴らしいワインを生産しているところ!というイメージを持っていると思います。ワイン好きなら尚更ですが、アデレードに来て、ワインの美味しさがわかったという留学生も多いです。


先日、ケアンズの住む友人から5月にアデレード行くんだけど、とテキストメッセージがあり、、、

ということになりました。

この友人のように、オススメのワイナリーとかよく聞かれることも多いんですが、ワイン好きとしてはツアーに組み込まれたところに行くのでもアリですが、より「訪問したいところ」か「おすすめのところ」に案内したいと思うのです。

というわけで、久々に様子見で 2件 ほどワイナリーを訪問してテイスティングを楽しんできました。

ちなみに、バロッサは我が家から車で片道 50分程度なので、気軽にいけるのも贅沢の極みです(ちょっと行ってくるって感じなので、せっかくだから 1日に何件も廻らなきゃ!とか思わないんです。)

が! 今回は、どこのワイナリーに行ったという話ではなく「あなたがドライバーだったら」という視点で 「ワイナリースタッフにリスペクトされる大人の(責任ある)楽しみ方」についてです。

バロッサやマクラーレン・ヴェイル、アデレードヒルズにクレアバレーなど、世界的な産地に囲まれたアデレードですが、どこに行ったとしても スマートにテイスティングを楽しみたいですよね。

■テイスティングは有料?
ティスティングをお願いしたら、テイスティングのシステムの説明とテイスティングできるワインリストが渡されることが多いです。

今は 有料が一般的で 15ドル〜20ドル前後が平均。 ちょっと高いレンジのワインをテイスティングしたい場合は、ワイナリーによっては別料金で可能です。

大抵、1本買ったらテイスティング料は無料になりますから、私の場合は、行きたいところ、お気に入りのところに行くことが多いです(最低でも1本は買う前提)

■ドライバーの方は最初に伝えるのが Good!
「テイスティングしたいんだよねー」から 「どこから来たの〜?」など定番の会話を済ませたら、ワインが注がれる前にドライバーの人は自ら「運転手であること」を伝えましょう! そして、ワインを吐き出すようの Spittoon(スピトゥーン)もあわせてお願いしましょう。

Spittoon とは「ワインの吐き出し容器」のことです。ワイナリーや試飲会では、テイスティングで口に含んだワインを吐き出すための専用容器です。 ただ、カウンターや席にないところもあるので、最初に頼んでおきましょう。

自分の場合だと「I'm the deso today, so could I have a spittoon, please?」とか 「Is there a dump bucket handy? 」と伝えることが多いです。

「deso(デソ)」は オーストラリアのスラングで「designated driver(飲酒運転を避けるため、グループ内で一人だけ酒を飲まずに車を運転する人)」のことを指します。「Spittoon」は、 もっとカジュアルに「dump bucket」、「Spit bucket」「vessel 」とかも使います。

「運転手だから吐き出さなきゃいけない」という状況はオーストラリアのワイナリーでは日常茶飯事ですし、プロのソムリエさんも試飲会などで普通にする行為なので、全く気にする必要はありません。

むしろちゃんと伝えることで ワイナリースタッフからはリスペクトされます。

あと、南オーストラリア州政府が展開した「飲酒運転防止キャンペーン」のスローガン("The Designated Driver is a Legend" )から生まれた造語で 界隈では、運転手を "Designated Legend" と呼ぶこともあります。「I'm the designated driver(deso)today」(今日は運転手です)と伝えたあとに、"You're a legend!" とか 言われても「え、何?はっ?」とならないようにww。

■「注ぐ量」をコントロールしてもらう
当然、ドライバーなら、全部飲み干せないですし、そのための Spittoon(吐き出し用)ですが、もったいないと感じるなら、注いでもらう前に少量で!と伝えましょう。
「Just a tiny splash for me, please. 」とかで全然オッケー。 「Ok, I’ll give you a smaller pour so you don't feel too bad about wasting it!」てな感じで 少量を注いでくれます。

■ドライバーは 水(Water)が相棒!
カウンターには必ず水のボトルやジャグがあります。たいていテイスティングのワイングラスといっしょに水のグラスも出されますが、もしなかったら水頂戴!「Can I grab some water as well?」 と遠慮なく聞きましょう。

■好みだけ伝えてもOK
例えば、白ワイン(赤ワイン)が好き(◯◯が苦手)とかありますよね?
テイスティングリストにある全部を試飲しなくてもいいですし、難しい用語を知らなくても大丈夫。

I usually like full-bodied reds, what would you recommend?
(普段はフルボディの赤が好きなんですが、おすすめは?)

自分の好みを伝えて会話を楽しむのもワイナリーの楽しみの一つです。
スタッフは「教える」のが大好きなので、そこから会話が弾みますよ。

ちなみに自分の場合は、ロゼはスキップすることが多いです。

■少量なら飲んでも大丈夫!でも・・・

最後に 南オーストラリア州(SA)では、フルライセンスの運転免許保持者のアルコール血中濃度(BAC)は 0.05%未満 と定められています。

一般成人が 「0.05%未満」を維持するための目安は以下の通りです。

男性:Standard Drink 2杯まで(飲み始めて2時間以降は、毎時間で1杯まで)
女性:Standard Drink 1杯まで(飲み始めて2時間以降は、毎時間で1杯まで)

【注意】これはあくまで「目安」です。体重、体脂肪率、その日の食事量、肝臓の代謝能力によって大きく変わります。自己責任で!

■具体的に「1杯(1 Standard Drink)」ってどのくらい?

ワイナリーやパブで提供される「通常の1杯」は、「1 Standard Drink」よりも多いので注意が必要です!
ビール (Full Strength / 4.8%) は 約285mlが 1 Standard Drink なので、パブでパイント(570ml)を頼むと、それだけで2杯分に相当します。
ワイン (約13%相当のアルコール度数)だと、約100ml 分に該当します。レストランで頼む「グラスワイン(通常150ml〜180ml)」は、1杯で 1 Standard Drink の 約1.5杯分の計算になります。

ビール1杯ならOKなんだぜ!というのは、実は そんなに「寛容ではない」のです。

■飲んだら乗るなの精神で

ワイナリーで「テイスティング」でグラスの注がれる1回は少量ですが、2件、3件まわって全部飲んでたら 間違いなく 基準を超えてしまいます。

ワイナリー巡りはアデレード生活の醍醐味の一つですが、慣れない海外での運転や体調を考えると、"Spit, don't swallow."
このスタイルをスマートに使いこなして、安全に、かつ通っぽく ワイナリー巡りを楽しんでください。

■おまけ
訪問したワイナリーは、Torbreck, Kaesler の2つ です。

ちなみに Keasler のセラードアの隣の建物には、木、金、土 の朝 7時30分〜昼過ぎまでしか営業しない 有名パティスリー(Patisserie - Farm Shop by Cheryse Zagler) があります。どれも絶品ですが、昼過ぎは品数すくないので、朝1番に行っても良いかもです。

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。経済連を退社しニュージーランドへの留学を決意。留学を終え、今後は ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生の進学相談とサポートを行っています。このカウンセラーに質問する