アクセス:バス一本で別世界へ
シドニー市内からメトロとバスで約1時間ほど。バス停を降りると、そこには豊かなブッシュが広がっています。空高く伸びるユーカリの木々を見上げると、ここがシドニー市内からすぐの場所だということを忘れてしまいます。
公園に着いてまず向かったのは、川沿いに佇む風情あるボートハウス(Boatshed)。
私たちはここで手漕ぎボートを借り、自分たちの手でパドルを漕いで向こう岸のピクニックエリアへと渡りました。
水面を滑るように進むボートからの景色は、まさに日常を忘れさせてくれるひとときです。
SUP(パドルボード)も楽しめます。
川には可愛いカモ。そしてブッシュを歩いていくと野生のワラビー、ウォータードラゴン、野生の七面鳥にも出会えました。
薪からおこす直火BBQ
国立公園ということでその広さはとてつもない!面積は約670ヘクタール、なんと東京ドーム約140個分もの歴史の森が広がっているんです。その中にいくつものピクニックエリアが点在し、ゆったり広々と使えるのも魅力です。
現代の公園整備では、メンテナンスが楽で火災リスクの低い「電気式ボタンBBQ」が一般的です。ここでは薪をくべて火をおこす直火タイプの旧式グリルを使います。薪から火を育て、パチパチという音を聞きながら準備をする時間は、不便ささえも楽しみに変わります。レーン・コーブ国立公園の歴史
実は、このピクニックエリア、川を穏やかに保っている「堰(せき)」の多くは、1930年代の世界大恐慌時代に作られたものです。
当時、不況で仕事を失った人々を雇用するための「失業対策事業(Relief Work)」として、多くの労働者たちがツルハシ一本で岩を砕き、手作業で石を積み上げてこの公園を整備したそうです。
1942年 12月27日:84年前の景色
Image courtesy of Mitchell Library, State Library of New South Wales and Courtesy ACP Magazines Ltd.右端に「27 Dec '42」という文字が刻まれています。
1938年に公園が完成し、そのわずか4年後には、戦時中という厳しい時代でしたが、人々は今と同じようにこの場所で川の流れに癒やされていたのですね。
100年近く経った今も現役で私たちの休日を支えてくれていると思うと、とても感慨深いものがあります。
青空の下の綱引き大会
お腹が満たされた後は、広大な芝生エリアへ。お友達家族が「綱」を持参していて、大人6人と子供2人で、なんと本気の綱引きで遊びました!
広い空の下、小学生以来となる綱引きに全員が夢中になり、まさに「童心に返る」楽しさでした。
(※大人全員参加だったので、写真は撮れず!!!笑)
全力で遊んだこの場所も、実は歴史を紐解いてみると意外な物語があったりします。
シドニーにはたくさんのスポットがあり、私たちの知らない歴史が隠れていたりします。
ぜひ、調べてみると新しい発見もあって面白いと思いますよ。