
おそらく、英語の教科書には載らない英語たち。
以前オーストラリアのアルバニージー首相が使って話題になったZ世代のスラングが、ケンブリッジ辞典に掲載されて、再度話題になっています。
その英語は、"delulu"(デルル)
Labubu(ラブブ)ってブームになっているぬいぐるみがありますが、それではなくdelulu。
豪首相は、税金削減の法案について野党が反対した際に、"they are delulu with no solulu"と批判しました。その時のニュース記事はこちら。
'Delulu with no solulu': Anthony Albanese rolls out Gen Z slang to criticise opposition as tax cuts pass lower house
ケンブリッジ辞典ウェブ版では、"delulu"を"believing things that are not real or true, usually because you choose to"との説明があります。つまり、"delusional"=妄想的な・思い込みが激しい、といった、現実と異なることを妄信している状態を表します。
ちなみに、"solulu"(ソルル)は"solution"で「解決策」のことです。
元々、"Delulu is the solulu"という「妄想こそ解決策」、「信じるって大事!」みたいな意味でつかわれているようです。
"delulu with no solulu"はそれをもじったもの。
つまり、首相は野党に対して、「妄想はあるけど解決策はないね」と皮肉ったのです。
ちなみに、他にも
- skibidi(学校で知ったのかうちの子が時々歌っている・・・)
- broligarchy
- tradwife
等がケンブリッジ辞書に掲載されたとのこと。
そのニュースはこちら。
意味を知りたい方は調べてみてください。
Word used by Albo during rant against opposition makes it into dictionary
教科書に載っている英語も重要ですが、こういった新しい英語を知るのも楽しいですね!