オーストラリアで大学院生始めました

ゴールドコーストオフィスで勤務をしている、関川祐利弥(セキカワユリヤ)です。

弊社で勤務を開始して12年目。オーストラリアに留学へくる留学生をサポートをする仕事をしていますが、実は今仕事と並行しながらグリフィス大学の大学院にて勉強をしています。

日本の大学を卒業して十数年振りの学生生活、そして初めて海外の大学で学ぶことで、いろいろな気づきを得ることができています。

コースの在籍者のバックグラウンドが多彩!

私が学んでいる学位はGraduate Diploma。大学学士保持者がさらに専門知識を学ぶコースで、ほぼ全員が社会人です。
法学系のコースですが入学条件に法学の知識は不要なので、Lawの経歴をもつ学生は全体の1/3程度で、残りの2/3は本当に様々な分野から集まっています。(教育、看護、経営者から、専業主婦の方まで!)

年齢層も幅広く、私と同年代で小さい子どもがいる方も凄く多いです。(クラスメイト兼ママ友ができましたw)

Academic Integrityへの意識の高さ

Academic Integrityというのは、学問を学ぶにあたってのルール・倫理です。

  • テストでカンニング(英語ではCheating)をしない
  • エッセイを書く際に他人の文章を盗用しない
  • 文章を引用する場合はルールに従って参考文献の記載をする
  • など、簡潔にいうと「ズルをせずに自分の力で学習をしましょう」ということです。

    課題は全てplagiarism checkerにかけられるので、逃げ道はありません!

    特に今かなり厳しく見られているのはAIの利用。私が学ぶコースではAIの利用は一切禁止されています。というより、私が出題される課題はAIでは答えられない内容ばかりなので、どちらにしても活用ができないのですが・・・

    予習の大切さ

    遠い昔に学生をしていた頃は、まずは授業を受け、テスト前にその内容を復習するという方法で学んでいた覚えがあります。ただオーストラリアの大学は、予習をしなければまず授業についていけません!!
    学生ポータル内には、隔週のレクチャーのトピックに関する資料や参考文献、また先生が作った予習用のビデオがあります。それをがっつり予習した上で、授業ではその答え合わせやさらに深い考察などをディスカッションするのです。

    もちろんテスト前の復習も大事ですが、予習時にしっかりスタディノートを作っておけば、復習にはさほど時間がかかりません。

    Academic Writingで苦戦

    声を大にして言います。アカデミック英語難しいーーーーーー
    オーストラリアに住んでもうすぐ13年。夫もオーストラリア人ですし、英語には特に困ることなく生活をしている私ですが、実はアカデミック英語をほとんどやって来なかったんです。そのツケが今になって回ってきました・・・・

    アカデミック英語は特有のルールや単語・言い回しなどがあり、わからなすぎて最初の課題に取り組む際に「How to write an academic essay」とgoogleで検索したレベルw
    今も毎回かなり苦労をしながら課題を仕上げています。

    グリフィス大学ではエッセイ添削の無料サービスや、書き方講座なども無料で提供されているので、最初はそういったサポートも利用しました。が、難しい・・・

    もし私が留学生だったら、絶対に大学付属語学学校に入って、エッセイの書き方、Reference/Citationの方法、リサーチやプレゼンの準備方法などを集中的に学んで、Referenceは目を閉じてもできるくらいの勢いまでレベルアップしてから大学院に入りたかったです。

    仕事・家庭・学業の両立

    大学院をスタートしたのは、第二子が生後3ヶ月の時でした。
    寝かしつけのためにベビーカーでカフェへ行き、起きるまで勉強

    コース1週目に次男入院!から始まった大学生活は、授乳しながらオンラインレクチャーを聞いたり、ベビーカーを押して大学まで行きぐずる次男を抱っこしながらエッセイ添削をしてもらったり、テスト前日に子どもが2人とも高熱を出し看病で徹夜明けでテスト受けたりと、両立とは程遠い毎日です。今年からは仕事も再開しましたが、次男が保育園の洗礼を受け体調不良で仕事を早退したりと、うまく行かずもどかしい気持ちになることもあります。

    ただ先日私が課題をしていると、4歳長男が"I am going to study with Mummy!(僕もママと勉強する)"と横に座って勉強を始めました。(息子の教材はアンパンマンのことば図鑑で、日本語のお勉強)
    子どもは親の背中を見て育つと言いますが、今私が頑張ることが子ども達にも良い刺激になってくれるなら、お母さんは全力で頑張れます!!

    2024年3月からスタートし、卒業まであと半年。気を抜かずに、1つの1つの課題に真摯に取り組み、卒業を目指していきたいと思います。

    関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

    豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する