ワーキングホリデーに来る目的の一つに「2年間滞在する」って事を目標にする人が増えました。
2005年の11月1日にセカンドワーキングホリデー制度が敷かれてからはやくも7年ちょっと。
あぁ、あのワーホリをもう1年できるなんて!と当時は夢物語のようにワクワクしたもんですが、いやー早いですね。
もうすっかり定番のセカンドワーキングホリデーですが、そろそろ2年目の生活について語られても良いだろうと思うので、その辺をちょっと書きたいと思います。
先だってから足しげくオフィスに通ってくれるワーホリメーカーがいるんですが、彼女はセカンドワーホリ。最初はゴールドコーストで語学学校に行って、その後、ファームやらWWOOFやらで何とか計算通り88日クリアのセカンドワーホリを最近ゲットしたんです。
そして田舎暮らしもそうそうに引上げ、シドニーに来ました!
まずはアルバイトってことで、何枚か履歴書印刷してあげたけど、日本食レストランに決まって最近から仕事を始めた。
日本語環境だけど、お客さんには英語だし・・なんだけど、2年目はもっとシリアスになるんだよね。1年目は何事も初めての経験だし、楽しい事もあったり、苦しい事あったり、イロイロ新鮮なのですが・・これが2年目だと経験もそうだけど、その経験の質的なもの(クオリティ)を考えるようになってきます。
彼女の場合、アルバイトは日本語環境になってしまうから、確かシェアは英語環境を探していて・・・
でもココまでは1年目と一緒。さらにその上を考え、家賃節約のためにオージー家庭でオーペアしながら住み込みで家賃も節約しようと・・・これがうまくゲットできるかどうかは別として「考えて行動」するようになるんですね。
セカンドワーホリになると1年目からの経験値が上がった、その上で、現在出来る事の最大の経験値を得られる方法を真剣に考えて実行するようになるんだと思います。でもコレが成長ってヤツですよね。良いよね、こういうのって。
だって2年目も1年目と同じ経験したって成長しないでしょ?
セカンドの落とし穴である「俺(私)は2年目もココにいるのに何やってるんだろ・・」症候群に陥らないためにも、生活の一つ一つで自分の出来る範囲を広げるってのはとても大事です。
1年だけで帰国した人と、2年経験して帰国する人、どっちが偉い、なんて言わないけど、少なくても2年目を経験した人(これから経験する人)は、自分なりでいいから2年いたからこそ成長した何かを持って帰らないとね。特に2年滞在すること自体が目的になっている人は、2年目のワーホリ取れた時点で目的達成しちゃうから、やってることは1年目のコピーになっちゃうことが多い。
単純だけど「1年いて英語話せるようになった?」と「2年いて英語話せるようになった?」じゃ重み違うし。日本に帰ったら、家族、友達、親戚に絶対に聞かれるよ。まぁ、そういう事です。
最後にセカンドワーホリ申請のための季節労働の書類を買う、と言う違法な行為はやっちゃ駄目よ。
当社利用のワーキングホリデーメーカーにはいないけど、そのお友達が実際にあった話。世間には、セカンドワーキングホリデー申請用の雇用主のサインが書かれた紙は結構出回っていて、その中にはその申請用の権利を買った人もチラホラ。実際にその権利を買って申請してビザ審査が通っちゃう人もいるらしい。
ただ、最近はかなりの確率で入国審査の時に止められて別室行きです。そう、ビザは結構オートマチックなところがあって発給されても、実際に入国できるかどうかは別って事ね。その別室では、目の前で申請した際に記入したファーム先へ移民局のオフィサーが電話。電話に出たファーム先でイロイロその場で問答。見事に働いていないことが逆に証明され、そのまま飛行機に乗ってご帰国。
こういうの冗談じゃなく本当にあるんだよね。
当たり前の話ですが、移民局では今後も違法行為でのビザ取得は徹底的に取り締まることを言ってますから不正には手を出さないようにね!ワーホリビザ代金は来年1月1日から360ドルに値上がりするし、真面目にやっている人があらぬ疑いをかけられ審査が遅くなるなんてホント、勘弁して欲しい・・ですよね。