奇跡の再会

東京出張中、とある駅でオーストラリアの学校担当者と待ち合わせをしていたところ、なんとなく見覚えのある顔をみかけました。

以前ブログで書いた台湾人のMちゃんそっくりな人が、赤ちゃんを抱っこして通り過ぎていきます。Mちゃんについては、「ホームシックのきっかけと恋心」をご参照。

自分も仕事だったので追いかけることもできませんでしたが、後でメッセージをしてみると、「そこ通ったよ!!」とのこと。

関東方面にいるのはSNSを通じて知っていましたが、まさか人が多い東京で、その時間、その場所で偶然居合わせるなんて思いもよりませんでした。「早速会おう!」ということになり、翌週も東京出張があったのでMちゃん宅にお邪魔することになりました。
7年~8年ぶりくらいの再会でしたが、変わらぬMちゃんに月日を感じることはなく、留学時代に戻ったような感覚になりました。

違ったことといえば話の内容。

留学時代は、今後の進路や英語の勉強、お互い遠距離恋愛中だったので彼氏・彼女のこと等が話題の中心でしたが、今回は子どものこと、学校のこと、日本と台湾での子育ての違い、言語について等々が話の中心でした。

特に考えさせられたのは言語のこと。

Mちゃん宅、家庭では英語なので子どもも日本語よりも英語を理解している様子。Mちゃんも日本語は聞き取れる単語もあるようですが、日本語でのコミュニケーションは難しそう。

日本で生活する以上、子どもも日本語ができないとかなり不便だと思いますが、Mちゃん宅は将来的に日本から出ることも考えているので、インターナショナルスクールとかもありじゃないかと(でも、「too expensive!!」と嘆いていましたが)。

自分も子どもができたら、おそらくオーストラリアで育てることになるので、英語・日本語の言語について考えなきゃなぁー、と思いながら話をしていました。

自分がMちゃんと語学学校で出会ったのは10年以上前のこと。

たった数ヶ月の語学学校期間でしたが、密度の濃い時間を一緒に過ごし、こうやって久しぶり感なく会える関係が続けられるのは楽しいですね。とてもオジサン的目線ですが、これも留学の1つの楽しみかと思います(笑)

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する