クリスマス休暇を利用してタスマニアに行った話。今回は、私たちが参加したミニバスツアーについてご紹介します。
留学中にオーストラリア国内を旅行する場合、長距離バスや飛行機を利用して行きたい都市だけ行く、レンタカーを借りたり車を買ったりして沿岸を走るラウンドなど様々な方法がありますが、今回時間のあまりない私たちが選んだのは英語のミニバスツアー。ガイド兼ドライバーを含め25人乗りのミニバスでまわるツアーです。実は、このようなツアーはワーキングホリデー時代に中央オーストラリアのカフェで働いていたときに何度も目にしており、一度参加してみたかったのです。
英語のミニバスツアーに参加するメリット
多国籍な人々と関われる
今回のタスマニアのミニバスツアーも、オーストラリア、スウェーデン、オランダ、スコットランド、南アフリカ、スイス、中国、韓国などから観光客、学生、ワーキングホリデーなど様々な人が参加していました。参加者と協力して楽しむ
ツアーの間宿泊先の多くはバックパッカー。昼食や夕食は付いていないので自分たちで準備することになります。ツアーの間、ガイドさんの声かけで希望者を募ってバーベキューをしましたが、食材は参加者で手分けして購入します。もちろん、準備や片付けもみんなでやります。(日本語ツアーではたいていどこかを見学している間にガイドさんが用意してくれていますが) また、ガイド兼ドライバーさんがひとりなので、トレッキング中遅れている人がいれば、「僕がここで待っているからガイドさんは先に行って大丈夫だよ」などと協力を申し出る人、ガイドさんの代わりに夕食の参加者の確認などを申し出る人もいました。みんなで協力しながら旅を進めるので、たくさんの人と話ができる機会があるだけでなく、参加した感・充実感があります。その土地の文化、動植物、産業など様々なトリビアを学べる
自分たちだけで行動すると見逃してしまいそうなこと、何だろう?と思っても普段は後で調べたりしないこともガイドさんが教えてくれます。車窓を流れる不思議な蔓の畑。ビールの原料ホップだそうです。「今日は珍しくビール大好きドイツ人いないんだよなぁ」と冗談まじりに説明してくれました。(車窓なのでブレブレ…)
こちらは発電所。タスマニアの電気はほぼ水力発電でまかなわれているそうです。
慣れない道を運転しなくてもいい
レンタカーを借りて自分の行きたいところに行くのも楽しいですが、自然遺産などの観光地周辺は人が住んでおらず、車の通りも少ない場所もあります。携帯の電波さえ届かないエリアもあるので、「万が一」が不安な人には安心な旅行手段です。余裕をもった日程
日本のツアーのように分刻みのスケジュールではありません。もちろん、集合時間を守らなければ他の人に迷惑をかけることは言うまでもありませんが、日程に余裕があるので、早めに宿に着けばゆっくり周辺を散歩したり、他のツアー客と談笑したり…宿に着いたとたん疲れてぐったりということもありません。また、ガイドさんの提案で立ち寄る場所を追加したり、天候などを見て予定を入れ替えたりもしてくれます。このような英語のツアーは、英語が理解できればできるほど楽しめると思います。もし聞き取りに自信がなくても、自ら動いてガイドさんや他の参加者に確認をするとみんなフレンドリーに教えてくれます。一人で参加している人も多いので、楽しむこつはバスで隣に座った人、トイレ休憩で前後に並んでいる人、観光地を歩く際に近くにいる人、とにかくたくさんの人と積極的にコミュニケーションを取ることです。
ちなみに今回のツアーの日程はこんな感じでした。
1日目(Hobart to Strahan):Hobart ⇒ New Northfolk(トイレ休憩)⇒ The Westerway Rasberry Farm ⇒ Russel Falls (トレッキング30分) ⇒ Lake St Clair (昼食) ⇒ Flanklin Gordon Wild Reiver National Park (トレッキング1時間)⇒ Queens Town (食料買い出し) ⇒ Strahan (夕食&宿泊)
2日目(Strahan):宿泊先 ⇒ Henty River ⇒ Montezuma Falls (トレッキング2時間&昼食) ⇒ Henty Dunes ⇒ 宿泊先で3時間ほど休憩&夕食⇒ Ocean Beach (夕日鑑賞)⇒ 宿泊先
3日目(Strahan to Launceston):宿泊先⇒ Cradle Mountain (トレッキング3時間& 昼食) ⇒ Sheffirld ⇒ Ashgrove Cheese ⇒ Launceston(夕食&宿泊)
4日目(Launceston to Hobart):宿泊先 ⇒ Cataract Gorge ⇒ 市内散策 ⇒ 長距離バス⇒ Hobart
素敵な景色はぜひ自分の目で見て感じてほしいですが、参考に旅行中の写真を見たいなという方はこちらからどうぞ。