オーストラリアの生クリームを使ってみよう

先日友達の誕生日だったのでケーキを作ろうと思い立ちスーパーに出かけたのは良いのですが、情けないことに「生クリーム」の購入に大変戸惑ってしまいました。

日本で生クリームを買うときには「動物性」か「植物性」かくらいしか気にせずに、値段も安く、味も軽くてあっさりしている植物性をいつも買っていましたが、こちらは生クリームの種類も豊富で、そしてその違いもよく分からず、「なんとなく、これかなー」という感じで買ってしまったのです。

今回は同じ悩みを持つオーストラリア留学中、そして留学予定のみなさん、何より自分のためにも生クリームについて調べてみました。



Single cream(Pouring cream
乳脂肪分が18%と一番低く泡立ちません。ソースやスープに最適です。

Thickened (pouring/whipping) cream
一番よく見かけるクリームです。乳脂肪分は35%で泡立てて使う場合はこちらが最適です。

Double (thick/heavy) cream
乳脂肪分が45-55%でとても濃厚なクリームです。かき混ぜていると簡単にバターのように固まってくるらしく注意が必要です。ケーキやデザートにそのまま添えて食べるのに最適です。

Clotted cream
乳脂肪分が55%の伝統的な英国のクリームですがオーストラリアでも人気が出てきています。スコーンにそのまま添えて食べるのが最適です。

Crème fraiche
フランスの自然発酵した生クリームで乳脂肪分は35%です。少し舌にピリっときて少しだけ酸っぱく、スイーツにもお料理にも使えます。

Double cream
乳脂肪分48%でとても濃厚。加熱、泡立て、冷凍も可能で幅広い用途に使えます。

Double shick custard

味は日本のカスタードクリームと同じですが、緩いのでシュークリームに入れても流れて出てきそうです。

Whipped cream

スプレーに入っているすでに泡立ててあるクリームです。



お値段は日本と比べるとかなりお安く、一番見かけるThickened creamの最安値だと600mlで$2.20した‼︎日本なら200mlで300円程度するのでは?

オーストラリアでは生クリームだけではなく、バターも比較的安いので日本より気軽に買えます。さらに小麦粉の中にベーキングパウダーがすでに入っているSelf-raising flourも売っているで簡単にケーキ作りに挑戦できますよ(小麦粉については元パース支店スタッフの吉原の記事オーストラリアの小麦粉を使ってみようをご参照ください)。

オーストラリアではたくさん国際的なお友達を作って、お友達の誕生日の際には手作りケーキで喜ばせてあげませんか?

中村 文美 / ayamin

受験勉強の反動で不毛な大学1年生を送ってしまった私は、何か自分を変えたいと思い大学2年初の海外で短期カナダ留学へ。そこで世界の広さを知った私は4年でオーストラリアでワーホリ、帰国後は日本の大手留学会社にてカウンセラーとして勤務。4年後にはヨーロッパで就労後、帰国後カウンセラーとして復帰。今は大好きなオーストラリアで日々勉強中です!このカウンセラーに質問する